講談社文庫<br> ひそやかな花園

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講談社文庫
ひそやかな花園

  • 角田 光代【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 講談社(2014/02発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062777582
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

幼いころに毎夏キャンプをともにすごしていた7人。彼らが大人になって再会し、キャンプの秘密を知った時――全ての命に捧げる渾身作私たちがいま、ここに生きているということ。生まれてきたということ。
『空中庭園』『八日目の蝉』『ロック母』『対岸の彼女』――
家族、父、母、子、友を書き続けてきた著者だからこそ描けた、
角田光代の渾身作。
生まれてくる命のすべてに祝福を贈る、大切な物語。

幼いころに、毎年家族ぐるみでサマーキャンプをすごしていた7人。
7人の関係は、兄弟姉妹のようでもあり、ライバルでもあり、またそこにはほのかな恋心も芽生えていた。輝かしい夏の、大切な時間だった。
しかし、そのサマーキャンプは、ある年を境に突然立ち消えになっていた。
時は経ち、大人になった7人は、不安定な生活をどうにかしようとしていたり、成功していたり、悩みを抱えていたり――別々の人生を歩んでいた。
そしてあるきっかけで、一人が「あの集まり」の謎を探り始める。

このキャンプはどんな集まりだったのか、なぜ突然なくなったのか。

そして7人が再び集まり、「真実」を知ったとき、彼らが選んださらなる道は――

読後、必ず光を見る、すべての人に捧げる物語。
解説/平松洋子

プロローグ
第一章
第二章
第三章
第四章
エピローグ


角田 光代[カクタ ミツヨ]
著・文・その他

内容説明

幼いころ、毎年家族ぐるみでサマーキャンプを共にしていた七人。全員ひとりっ子の七人にとって天国のような楽しい時間だったキャンプは、ある年から突然なくなる。大人になり、再会した彼らが知った出生にまつわる衝撃の真実。七人の父は誰なのか―?この世にあるすべての命に捧げる感動長編。

著者等紹介

角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。’90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞し、デビュー。’96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、’98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で’99年に産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年に路傍の石文学賞、’03年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、’05年『対岸の彼女』で直木賞、’06年『ロック母』で川端康成文学賞、’07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、’11年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、’12年『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ミカママ

547
『空中庭園』『八日目の蝉』に連なる、「家族のあり方」を問う一冊。子どものころ毎年夏になると、山荘でキャンプをした数組の家族。ある年いきなりその集まりが突然なくなり、大人に聞いても誰も本当のことを教えてくれない。あの夏の日は夢か幻だったのだろうか。成長した子どもたちは、お互いを探し出し、キャンプの「秘密」を知るのだった。読みながらいろいろモヤモヤしてしまう。社会のタブー、そしてテーマとなる、家族の本質やあり方。ひょっとしたら角田さんのライフワークなのかもしれない。2022/08/04

milk tea

134
角田さんの本は(真梨幸子さんもそう)は、背景、登場人物が複雑なのでメモを取りながら読む。サマーキャンプで出会った子供達は、みな非配偶者間人工授精で生まれていた。ここから父親探しが始まる。父親とは?この人が私の父です、と自分の遺伝子元がわかればいいのか。真実に近づくにつれ、幸せの意味を探す。これは非配偶者間人工授精で生まれた人だけでなく、生きてるみんなが思うこと。そしてみんな同じように悩みながら生きてる。そうは書いてみたものの、自分だったら与えられた運命を受け入れ、自分の存在にありがとうって言えるだろうか。2017/06/17

エドワード

133
幼い時の夏休みは、夢の楽園。断片的な記憶は永遠の<夏の幻影>。トンボの舞う高原。遠浅の海水浴場。「人間の証明」のジョニーのように、私にも<あれは何の記憶だろう>という夢とも現実ともつかぬ記憶がある。めくるめく夏休みのキャンプの記憶を共有する七人の男女。幼い彼らが成長した後、たどりついた事実とは…。ミステリアスな展開で一気に読ませる。本作品でも、家族の絆を描く角田光代の姿勢は一貫している。「こどもがほしい」夫婦の心は自然だが、こどもは親の所有物ではない。<夏のこどもたち>が背負ったものの大きさが痛切だ。2014/02/24

じいじ

109
年に一度、夏の数日間を過ごすために集まる七組の家族。7人の子供たちは、どう羽ばたくのだろう…。この7人の子供たちからは「家族って? 親子って?」何かを考えなさい、と問題を突き付けられた気がしました。途中、7人の主人公は、少々記憶力にボケが始まった私には辛いなぁ、せめて3・4人にして欲しいと思った。読了してみると、この物語は、7人の子供だから成立したんだと納得した。この小説は、人生において起こりうるかもしれない、という視点で紡いだ著者の力作だと思います。とても読み応えがありました。2022/08/18

R

109
何人かが集まれば、それが仲間のような、まだ名前のない会合になる。詳細でも、複雑でもない設定が、見事に人間ドラマを描いていて、ただ集まっていただけの子供たちが、それぞれ成長し、様々な大人になっている姿、それが再び集まったときの、戸惑いと怒り、だけど、過去を思い出すにつれ、それを許してしまうような、ただの怒りではないものがリアルで面白かった。まったくの他人のはずなのに、なぜか関わってしまうという人間の性みたいなものが、優しさのようにも見えてしまう。2020/01/05

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