内容説明
音楽史学、古楽合唱指導、キリシタン音楽研究で活躍し、多彩な趣味を持つ粋人としても知られた皆川達夫先生。さまざまな媒体に掲載された晩年の小論・講演・鼎談からその幅広い業績と人柄を偲ぶ。
目次
1 キリスト教と音楽(グレゴリオ聖歌との出会い―わたくしたちに平和をお与えください;グレゴリオ聖歌とバロック音楽によるクリスマス―クリスマスを心穏やかに過ごしたいあなたへ、音楽の贈り物 ほか)
2 合唱音楽の楽しみ(中世音楽合唱団創立四〇年―いま、新たな出発点;講演 全日本合唱センター開館三〇周年記念に際して ほか)
3 キリシタン音楽研究(西洋音楽事始;四〇〇年前の聖歌復元の試み―『耶蘇教写経』を音楽調査 ほか)
4 音楽と人生(辻荘一先生追悼;ミステリーと私 ほか)
著者等紹介
樋口〓一[ヒグチリュウイチ]
1946年東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒、同大学院修士課程修了。『新バッハ全集』1/34の校訂によりテュービンゲン大学哲学博士。明治学院大学文学部芸術学科助教授・教授・文学部長・図書館長を歴任。国際音楽学会元副会長。現在、明治学院大学名誉教授。明治学院バッハ・アカデミー芸術監督・指揮者。2002年オーストリア学術芸術功労十字章授与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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