講談社文庫<br> 竜が最後に帰る場所

個数:
電子版価格
¥704
  • 電子版あり

講談社文庫
竜が最後に帰る場所

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年07月15日 17時37分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062776509
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

読み終わった後、目の前の風景が別のものに見える―高揚感に包まれた至福の読書体験をお約束します。稀有な表現者による幻想短編集。魔術のような、奇跡のような。
稀有な才能が描く、世界の彼方――
今、信じている全ては嘘っぱちなのかもしれない。

しんと静まった真夜中を旅する怪しい集団。降りしきる雪の中、その集団に加わったぼくは、過去と現在を取り換えることになった――(「夜行(やぎょう)の冬」)。
古く湿った漁村から大都市の片隅、古代の南の島へと予想外の展開を繰り広げながら飛翔する五つの物語。日常と幻想の境界を往還し続ける鬼才による最重要短編集。

風を放つ
迷走のオルネラ
夜行の冬
鸚鵡幻想曲
ゴロンド
解説 大森望


恒川 光太郎[ツネカワ コウタロウ]
著・文・その他

内容説明

しんと静まった真夜中を旅する怪しい集団。降りしきる雪の中、その集団に加わったぼくは、過去と現在を取り換えることになった―(「夜行の冬」)。古く湿った漁村から大都市の片隅、古代の南の島へと予想外の展開を繰り広げながら飛翔する五つの物語。日常と幻想の境界を往還し続ける鬼才による最重要短編集。

著者等紹介

恒川光太郎[ツネカワコウタロウ]
1973年、東京都生まれ。大東文化大学卒業。2005年、「夜市」で日本ホラー小説大賞を受賞。同作を収録した単行本『夜市』は直木賞候補となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

283
結論として、恒川光太郎さんは幻想小説において現在の屈指の作家だと思う。今まで「秋の牢獄」、「夜市」を読了した。だがこの短編集は圧倒的だ。「風を放つ」がやや退屈だ。しかし残りの4編の短編で尻上がりにレベルが上がる。特に最後の「ゴロンド」は圧倒的だ。久しぶりに時間を忘れ、読み終えるのが本当に惜しいと思った。こういった体験があるから、私は読書をやめることはない。恒川光太郎さんの発想力に心から唸らされた。この短編集は今年読んだ作品のなかで、突出して素晴らしい。まだ一月だが今年読むであろう本の三指に入ると断言する。2017/01/25

しんたろー

226
恒川さんに入門?して3冊目…今回も恒川ワールドに酔いしれた。5つの短編集のどれもが素敵だが、独特なパラレルワールド&怪談風『夜行の冬』、偽装集合体というアイデアが独創的な『鸚鵡幻想曲』、手塚治虫の名作を彷彿させるファンタジー『ゴロンド』の3作は特に秀逸!何処かしら「和」のテイストが漂う文体にSF的な発想が溶け合って、凛と張りつめた空気の中に微かな温かさを感じる。読み手の心境によって印象が変わる深さもある。SFずれの読者でも初心者でも楽しめるのが大きな魅力で、全作制覇を目指すべき作家さんだと思った。2017/10/03

射手座の天使あきちゃん

222
恒川さんの頭の中にはどんな世界が広がっているのでしょうか? なんとも捉えどころがない不思議な世界観でした。 「夜行の冬」背後から目に見えない何かが迫ってくるような恐ろしさが好き!(笑) 「ゴロンド」これは何のお話なの?と思いながらもファンタジックな展開に惹きこまれました 「迷走のオルネラ」狂気が怖いですね! (^_^;2013/11/16

nobby

175
キュハリラ!その美声、一度は耳にしてみたい(笑)人間の(あるいは爬虫類の)何気ない日常を読んでいると、いつのまにかファンタジーに引き込まれているのが何だか不思議…小瓶の精霊・月猫・〈夜行〉なる死の遣い・鸚鵡・竜などの生物が唐突ながらスルリと主役として登場するのが憎い!5篇ともに毛無し猿ことヒトの浅はかさへの風刺は鮮やかながら結末には哀愁漂う…どれも好みだが、伝説の強者たるドラゴンの成長または生態系への想像が楽しい「ゴロンド」と〈擬装集合体〉という驚愕の発想に留まらない衝撃的展開な「鸚鵡幻想曲」が特に秀逸♬2021/02/10

KAZOO

168
5つの短編が収められています。題名の作品が収められていないのですが、全体の雰囲気をこれで表しているのでしょうか?「草祭」に続いてなのですが、私の好みとしては「夜行の冬」がイメージ的には一番であると感じました。最初の「風を放つ」も最後の最後まで期待したのですが?まあ楽しめます。2016/05/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7230812
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品