講談社文庫
日本中枢の崩壊

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  • サイズ 文庫判/ページ数 413p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062776110
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

福島原発事故は必然だった! 現役官僚(当時)が政府と官僚組織の腐敗を実名で告発!日本を震撼させたベストセラーがついに文庫化。経済破綻と第二の原発事故で日本は二度死ぬ!
進化して完全復活する原子力ムラ
霞が関と永田町“腐敗と癒着”の構造をすべて告発する!
元・経産省官僚が命懸けで語る「日本再生の処方箋」

原発事故はなぜ防げなかったのか? 天下りはなぜなくならないのか?  なぜ政治主導は実現しないのか? 民主党政権はなぜ自滅したのか? 日本再生は可能なのか? 官僚組織と産業界の癒着、霞が関の利権の構造を、現役経産省官僚(当時)があらゆる圧力に屈さずに告発。全日本人必読の名著、早くも文庫化!

「発電会社と送電会社を分離する発送電分離。このテーマについて本気で推進しようとした官僚が何人かいた。あるいは核燃料サイクルに反対しようとした若手官僚もいた。しかし、ことごとく厚い壁に跳ね返され、多くは経産省を去った。
私も十数年前、発送電分離をパリのOECDで唱えたことがあるが、危うく日本に召喚されてクビになるところだった。その理由とは何だったのか――」――<本文「序章」より>

古賀 茂明[コガ シゲアキ]
著・文・その他

内容説明

原発事故はなぜ防げなかったのか?天下りはなぜなくならないのか?なぜ政治主導は実現しないのか?民主党政権はなぜ自滅したのか?日本再生は可能なのか?官僚組織と産業界の癒着、霞が関の利権の構造を、現役経産省官僚(当時)があらゆる圧力に屈さずに告発。

目次

序章 福島原発事故の裏で
第1章 暗転した官僚人生
第2章 公務員制度改革の大逆流
第3章 霞が関の過ちを知った出張
第4章 役人たちが暴走する仕組み
第5章 民主党政権が躓いた場所
第6章 政治主導を実現する三つの組織
第7章 役人―その困った生態
第8章 官僚の政策が壊す日本
終章 起死回生の策

著者等紹介

古賀茂明[コガシゲアキ]
1955年、長崎県生まれ。’80年、東京大学法学部卒業後、通商産業省(現・経済産業省)入省。経済・産業政策の要職を歴任。2008年、内閣の国家公務員制度改革推進本部事務局審議官に就任。’11年9月退官。その後も「報道ステーション」などのメディアで発信を続け、大阪府市統合本部特別顧問として大阪府市の「エネルギー戦略」のとりまとめに尽力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

40
2013/8/10 Amazonより届く。 2013/10/23〜11/5  最初に単行本が発売された際に非常に話題になった本書。文庫化されてようやく読むことができた。著者の古賀さんについては,残った官僚サイドからは文句も聞こえてくるが,基本,自分達の利益誘導しか考えない官僚が多いのは事実であろう。まあ,受験戦争を勝ち抜いて日本で一種試験に合格した日本で一番アタマの良い人たちが全力でアタマの悪い我々をだまくらかそうとしているのだから,こういう内部告発のような形でしか知り得ないことというのは沢山あるのだろ2013/11/05

ぶうたん

9
少し前に出た本だが、本書で著者が主張していることには中盤までは共感できる。ただ最終章での格差上等、経済最優先の姿勢は理解はできるものの、これが実現したとしても弱肉強食の殺伐とした未来にしかならないのではないかと感じられてしまった。まあ、そんな事を思ってしまう事自体甘ちゃんで、著者からは落伍者の烙印を押されそうだが。いずれにしても日本の政治状況はさらに悪化しているように思えるので、これからどうなって行くのか不安ではある。2017/07/22

プリン

5
主旨は公務員制度改革ですが、これに加えて今後の日本の進むべき道筋まで述べられています。公務員制度改革とは、要するに高級官僚の既得権益(天下りなど)の構造破壊ですが、これを内部からおこなうのは古賀氏の現状を思えば「見果てぬ夢」に他なりません。これを為すべきは政治家の役割であることは自明ですが、現在の自民党政権では長年の相互依存関係から明らかにムリ。古賀氏が期待しているのはみんなの党のようですが、果たしてみんなの党がそこまで強い政党になりえるかは甚だ疑問。日本の未来に漆黒の闇を感じてしまう著作でした。2013/09/14

keisuke

2
貴重な告発の書だとは思います。しかしながら、著者自身が既に公務員病に深く冒されている匂いがそこかしこから立ちこめてきます。改革派官僚といってもその人が官僚である限り、世の流れからは遅れてしまうということでしょう。この本が付加価値を持つとすれば、自分が(自分が住む地方が)恵まれないのは国が何もしてくれないからだと思っている人達がそれが致命的に間違っていることを知ることができる点にあります。2013/08/18

チシャ猫

1
書いてある内容はすごくしっかりしてるんだけど、いかんせん読んでいて眠くなります。……それはともかく。国を動かしている組織がこれほどまでに腐敗しているとなると、もはやそれを立て直すことは不可能なんじゃないかと思えてきます。50年後、日本はどんな国になっているのでしょうか。……国民の顔は間違いなく今より暗いでしょうね。2014/12/01

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