講談社文庫<br> 現代霊性論

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講談社文庫
現代霊性論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062775168
  • NDC分類 147
  • Cコード C0195

出版社内容情報



内田 樹[ウチダ タツル]
著・文・その他

釈 徹宗[シャク テッシュウ]
著・文・その他

内容説明

イマドキの暮らしに霊なんて関係ない?いいえ、人間の営みと“スピリチュアル”は切っても切れないものなんです。タブー、占い、カルトと霊のつながりとは。新宗教から靖國まで現代における宗教の役割とは何か。霊的であることは、畏れを知ること―内田氏と釈氏の掛け合いがグルービーな面白すぎる宗教漫談。

目次

第1章 霊って何だろう?
第2章 名前は呪い?
第3章 シャーマン、霊能者、カウンセラー―民間宗教者のお仕事
第4章 スピリチュアル・ブームの正体
第5章 日本の宗教性はメタ宗教にあり
第6章 第三期・宗教ブーム―一九七五年起源説
第7章 靖國問題で考える「政治と宗教」
第8章 宗教の本質は儀礼にあり
第9章 宗教とタブー

著者等紹介

内田樹[ウチダタツル]
1950年、東京都生まれ。思想家。神戸女学院大学名誉教授。凱風館館長。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。2007年『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞を、’10年『日本辺境論』(新潮新書)で新書大賞2010を受賞。’11年第3回伊丹十三賞受賞

釈徹宗[シャクテッシュウ]
1961年、大阪府生まれ。龍谷大学大学院博士課程、大阪府立大学大学院博士課程修了。学術博士。専門は宗教思想。浄土真宗本願寺派如来寺住職。相愛大学人文学部教授。NPO法人リライフ代表。「不干斎ハビアン論」で第5回涙骨賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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zag2

46
試験勉強のため本を読んでるところじゃあない…のですが、こういう時ほど読みたくなるもの。小説だと時間を忘れて読んでしまうので、ながらく積ん読になっていた本書を持ち出してきました。ああ、こういう時に読む本はホントに面白い。もともと一時的な状態だったケガレが固定化されて、穢れた職業とか、死に関わることはすべてケガレだという風潮になり、それを否定して台頭してきたのが法然や、親鸞の教えだという一節。コロナ禍もまたケガレだったのだと納得しました。現代をみて親鸞ならなんと仰るのだろうか。2022/10/03

Twakiz

38
内田先生と釈先生の対談形式・掛け合い形式での講義を収録したもの,こういう講義なら聞いてみたい.宗教・信仰から始まって現代を生きていくための知恵?のような至言が多い.現代人は自分と他者の間にはっきりした境界線を引きたがる.自立や自己決定・自己責任も同じ流れである,だいたい人間は自己決定なんかできないし,自己責任も取れない,と説く.起源が分からないが,現存しているなんだかわからないもの,こういうものに人間はもっと畏れの気持ちを持つべき.自分は宗教的なこと,苦手で生きてきたので反省.2017/09/26

ネギっ子gen

35
内田樹・釈徹宗両先生による「かけあい講座」の記録。井上雄彦の装丁が絶品。表題は、135頁で言及している鈴木大拙の『日本的霊性』を意識したものでしょう。WHOの「健康の定義」。“霊的”を入れる案を、委員会は通ったのに総会では否決、という話が面白し(私は、通っていたと)。欧米が反対する一方、霊的を言い出すのは、主に中東・アフリカ。<日本はとにかく、こういう宗教的な文言を入れるのが嫌いみたいですね。それで日本は、「生きがい」という言葉に換えたらどうか、というダサダサの意見>をだした由。如何にも如何にもという話。2019/10/24

佐島楓

20
コナン・ドイルがスピリチュアルに傾倒していたという話、「いただきます」という行為や食事そのものが宗教的な側面を持っているという話が印象に残った。対談形式の本なので、話し言葉ということもあり、読みやすい。2013/05/25

長谷川透

19
近代以降の人と霊なるものとの関わり合いを幅広く説明してくれる良書。釈徹宗は浄土真宗系の住職なので、浄土真宗をベースにした霊的な関わり方が書かれていると思ったが、偏りなく一般的な仏教諸派の思想を説くだけではなく、非難に終始しがちな新宗教にも一定の歩み寄りを見せている点には好感が持てた(とは言えカルトに対しては容赦ない)。とりわけ素晴らしかったのは靖国に対する考察。僕個人としては靖国の存在には否定的ではないが、公人の参拝に対し中韓が不快感を示すのには同意するという立場なのだが、本書を読んでまた考えさせられた。2013/05/12

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