東京大空襲と戦争孤児―隠蔽された真実を追って

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  • サイズ B6判/ページ数 330p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784877142933
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0036

内容説明

東京大空襲の悲惨な実態や空襲で保護者を失った子どもたちの想像を絶する苦難の道のりを、多くの資料や貴重な証言をもとに再現。自らも戦争孤児である著者が、犠牲となった無辜の民衆への政府の無策・無責任ぶりを痛烈に批判する。

目次

第1章 東京大空襲(隠されてきた東京大空襲;国家補償;東京空襲死者の追悼)
第2部 戦争孤児(日本の戦争孤児;学童疎開中の出来事;国の孤児対策;孤児たちの戦後)

著者等紹介

金田茉莉[カネダマリ]
1935年4月東京・浅草に生まれる。1945年3月東京大空襲で一家全滅。孤児になる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

48
今年になってから今までに読んだ本の中で、最も衝撃的だった。昨年8月10日の新聞で本の存在を知ったのだが、戦争で孤児になった子どもたちが、どんなに悲惨な人生を歩まされたか、そしてそれをひた隠しにしてきた政府。こんなに民間人に冷酷だったとは……。国に見捨てられた子どもたちのどれほど多くが、命を落としたのか。ほとんど記録に残されなかったこと自体、今も変わらぬ体質を示しているかのようだ。戦後の欧米諸国が何より、戦争孤児の救済につとめたことと比べて、あまりの違いに絶句する。2018/03/17

かおりんご

23
戦争孤児のことを知りたくて手にしたのですが、大半は東京大空襲のことと、大空襲でなくなった方が関東大震災でなくなった方と同じように葬られているのに憤りを感じておられることでした。で、知りたかった孤児の生活については、著者も調べたものの資料が残っておらず、孤児も語りたくない過去だったようで今一つ残念な感じ。日本では70年以上前の話だけれど、今現在も内戦が起きている国では、毎日のように孤児が生まれています。その子達の未来が明るいものに何ができるか、考えてみたいです。2018/05/28

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