講談社文庫<br> 丸太町ルヴォワール

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講談社文庫
丸太町ルヴォワール

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  • サイズ 文庫判/ページ数 485p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062773690
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

祖父殺しの嫌疑をかけられた城坂論語。アリバイを証明するのはあの日消えてしまった彼女だけ。最注目作家のデビュー作ついに文庫化!めくるめくどんでん返し! 注目度No.1のミステリ、待望の文庫化

祖父殺しの嫌疑をかけられた御曹司、城坂論語(しろさかろんご)。彼は事件当日、屋敷にルージュと名乗る謎の女がいたと証言するが、その痕跡はすべて消え失せていた。そして開かれたのが古(いにしえ)より京都で行われてきた私的裁判、双龍会(そうりゅうえ)。艶やかな衣装と滑らかな答弁が、論語の真の目的と彼女の正体を徐々に浮かび上がらせていく。

※本書は2009年11月、講談社BOXより刊行され、文庫化にあたり全面改稿したものです。

円居 挽[マドイ バン]
著・文・その他

内容説明

祖父殺しの嫌疑をかけられた御曹司、城坂論語。彼は事件当日、屋敷にルージュと名乗る謎の女がいたと証言するが、その痕跡はすべて消え失せていた。そして開かれたのが古より京都で行われてきた私的裁判、双龍会。艶やかな衣装と滑らかな答弁が、論語の真の目的と彼女の正体を徐々に浮かび上がらせていく。「ミステリが読みたい!」新人賞国内部門第2位、「このミステリーがすごい!」国内部門第11位。

著者等紹介

円居挽[マドイバン]
1983年、奈良県生まれ。京都大学卒業。京都大学推理小説研究会に所属し、在学中に『丸太町ルヴォワール』で講談社BOXよりデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

466
面白かった。ずっと前から気になっていたシリーズ。京都在住作者の、京都を舞台にした物語ということもあり、西尾維新以降の匂いが強くする。クセのある会話など、好き嫌いはハッキリ別れそうなものの、ハマる人にとってはたまらない綺麗さがある。ミステリ面でも他のレビューにあるように仕掛けが細かく盛りだくさん。ただ、語りたいことの本質はソコとは少しずれているような気もするので、おそらくここから先はキャラ物比重が高くなるだろうと予想。私個人は冒頭と結末の空気感がすごく好き。かなり気に入ったので、すぐに次作へ進む予定。2018/03/01

gonta19

114
2016/3/21 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。2017/5/2〜5/9ずっと気になっていたルヴォワールシリーズ、ようやく順番が回って来た。私的裁判、双龍会を舞台に繰り広げられる丁々発止の会話。登場人物も魅力的でとても気に入った。続編を早く読みたいところだか、いつになるやら。2017/05/09

ヒロユキ

93
再読。待望の文庫化。講談社boxで2回読んでるので仕掛けは大体覚えていたけど、それでも双龍会での龍師たちの言の葉の数々に興奮しっぱなしで読み終えました。個人的に双龍会後半の論語のでしゃばりっぷりが大好きです。そろそろ終わりかと見せかけて、さらにそこから一山二山作り出してしまうのが凄い。2012/10/01

セウテス

90
ルヴォワールシリーズ第1弾。京都を舞台に、双龍会と称する私的な裁判のミステリ。特徴はアメリカの裁判の様に、ディベートの応酬による判定を下す者たちの取込みだろう。つまりは、より論理的に推理を語り、より真実であると認められる事を目的とし、その推理そのもののやり取りを楽しむ作品という感じだ。米澤穂信氏の「インシテミル」の様に、連続殺人犯を推理する事の前に、より多人数を納得させる論理の応酬をメインにしているのだ。ただ、本作の方はゲーム感覚の様な軽さを感じてしまい、私にはついて行けないという残念な読後感が残った。2020/01/03

hiro

90
祖父殺しの嫌疑をかけられた城坂論語。その嫌疑に対する私的裁判の双竜会(そうりゅうえ)が開かれるが、まさにこの舞台は京都以外では成立しないだろうという設定だ。事件があったとき、一時的に目が見えなかった論語が本当に祖父を殺したのか、そして論語といっしょにいたというルージュとは誰か。双竜会での被告側・弁護側の対決、終盤からの二転三転しながら伏線が回収されていく展開、これがデビュー作だとはとても思えなかったが、確立性の低い"凶器"などの疑問や、大層な言い回しなど、読者によって好き嫌いがはっきり分かれそうだ。2019/02/10

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