内容説明
敗戦直後の古都鎌倉で、古刹・光明寺を仮校舎に、自由な人間づくりをめざした鎌倉アカデミア。科学史の哲学者三枝博音を学校長に、多彩な教授陣のもとで、若きかもめたちが、個性と才能を花開かせた伝説の大学。その軌跡を辿るヒューマン・ドキュメント。
目次
語りつがれる野散の大学―まえがき
1 古都鎌倉で産ぶ声
2 文化主義の理想をかかげて
3 個性豊かな教授陣
4 突然の学校長辞任劇
5 三枝学校長がめざした学園
6 はばたく若きかもめたち
7 大学存続への先駆的な試み
8 生きつづける野散の大学
9 「鎌倉アカデミア」を語る