出版社内容情報
「ダ・ヴィンチ」誌上でボーイズ・ラブ界の芥川賞作と謳われた不朽の名作が、ついに一般文庫に。ひりひりと灼けるような男の激情!「ダ・ヴィンチ」誌上でBL界の芥川賞作と謳われた、木原音瀬(このはら・なりせ)の不朽の名作が、ついに一般文庫に!
「本作は、愛によって人間が変化していくさま、真実の愛を知った人間が周囲の人間に影響を与えていくさまを、高い密度で表現している。」
―三浦しをん氏(解説より)
『箱の中』全編と、続篇の『檻の外』の表題作を一冊にまとめた、「箱/檻」の決定版!
堂野崇文は痴漢と間違われて逮捕されるが、冤罪を訴え最高裁まで争ったため、実刑判決を受けてしまう。入れられた雑居房は、喜多川圭や芝、柿崎、三橋といった殺人や詐欺を犯したという癖のある男たちと一緒で、堂野にはとうてい馴染めなかった。「自分も冤罪だ」という三橋に堂野は心を開くようになるが、あっけなく裏切られる。ふたたびふさぎ込んでしまった堂野。母親に請われるまま殺人犯として服役する喜多川が堂野に与えた優しさは、生まれて初めて喜多川に芽生えた「愛情」だった。
木原 音瀬[コノハラ ナリセ]
著・文・その他
内容説明
痴漢の冤罪で実刑判決を受けた堂野。収監されたくせ者ばかりの雑居房で人間不信極まった堂野は、同部屋の喜多川の無垢な優しさに救われる。それは母親に請われるまま殺人犯として服役する喜多川の、生まれて初めての「愛情」だった。『箱の中』に加え、二人の出所後を描いた『檻の外』表題作を収録した決定版。
著者等紹介
木原音瀬[コノハラナリセ]
不器用でもどかしい恋愛心情を生々しく鮮やかに描き、ボーイズラブ小説界で不動の人気を持つ。『箱の中』と続編『檻の外』は刊行時、「ダ・ヴィンチ」誌上にてBL界の芥川賞と評され、話題となった。『美しいこと』(上・下)は舞台化され好評を博し再演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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