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始皇帝―史上はじめて中国を統一した男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 387p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569667379
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0139

出版社内容情報

中国史上初の皇帝の波乱に満ちた生涯を描く。

13歳で秦王に即位し、長い戦乱の世に見事終止符を打った始皇帝。中国最初の統一帝国を興した男の波乱に満ちた生涯を描く歴史ドラマ。

荘襄王の後継ぎとして13歳で秦王に即位した政。成長するにつれて、壮大な気宇とともに天下統一の野望を持ち始める。が、荘襄王を王位につけた威光をバックに絶大な権勢を振るい続ける相国・呂不韋と何かにつけて対立するようになる。加えて母である太后の乱行にも呂不韋が関わっていることを知った政は、ある事件をきっかけに二人の責任を追求しようと決意した。

▼すべてが露見し呂不韋が観念したことを確認した政は、処分を決めたあと、一人母のもとを訪れる。しかしそこで彼は太后から思わぬ事実を打ち明けられるのだった……。

▼幼くして秦王に即位し、実父・実母との相克を乗り越え、恐るべき執念と卓越した政治手腕によって中国を統一した男・秦の始皇帝。その超絶なる権力を手にした彼が、最後に見たものとは? 戦国末期の中国を舞台に、一人の英傑が群雄割拠する国をひとつにまとめ上げ、大帝国を築くまでを描いた歴史ロマン。

▼『秦の始皇帝』を改題。

●第一章 奇貨(きか)おくべし 
●第二章 出生の秘密 
●第三章 首都・咸陽(かんよう)の騒乱 
●第四章 真相と決断と 
●第五章 呂不韋(りょふい)の死 
●第六章 「法家(ほうか)」の哲理 
●第七章 風蕭々(しょうしょう)として易水(えきすい)寒し 
●第八章 戦国乱世を平定 
●第九章 中国のファースト・エンペラー 
●第十章 「不老不死」の夢 
●第十一章 阿房宮(あぼうきゅう)と焚書坑儒(ふんしょこうじゅ) 
●第十二章 始皇帝、あかつきに死す 
●第十三章 宦官・趙高(ちょうこう)の陰謀 
●第十四章 重臣・李斯(りし)の罪 
●第十五章 秦帝国の滅亡 
●関係年表

内容説明

秦王・政は愕然とした。何かにつけ対立してきた呂不韋こそが、自分の父親だと知らされたからである。しかし呂不韋を「どうにもならぬ奸臣」と見た政は、彼を追放した挙句、自害に追いこむ。そしてその後はひたすら覇道を突き進むのだった…。幼くして秦王に即位し、実父・実母との相克を乗り越え、恐るべき執念と卓越した政治手腕によって中国を統一した覇王の生涯を描く。

著者等紹介

咲村観[サキムラカン]
1930年、香川県に生まれる。東京大学法学部を卒業。住友倉庫へ入社。76年、同社を退社後、作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MIKETOM

6
秦の始皇帝といえば500年間戦国時代だった中国大陸を怒涛の勢いで統一したんだからひとかどの英雄だったのは間違いない。だから本書は、その統一戦の手に汗握る華麗な戦闘シーンがこれでもかと展開されるのかと思いきや全然違ってた。代わりに何があるかというと、統一以降の数々の圧政、暴政(焚書坑儒や気の遠くなるような土木工事など)やら宮廷内の権力闘争などがほとんどを占める(始皇帝死後の趙高の恐怖政治なども含めて)。それはそれで興味深いんだけど、やっぱ戦闘シーンあってのこの手の本でしょ。項羽と章邯の激突とか読みたかった。2020/09/22

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