出版社内容情報
蛮社の獄で主の渡辺崋山を失った異能の剣客・平手造酒は、印旛沼開削に沸く下総・笹川茂蔵の元へ。鳥居耀蔵の命を受けた太十は奔る!
蛮社の獄で主の渡辺崋山を失った異能の剣客・平手造酒は、印旛沼開削に沸く下総・笹川茂蔵の元へ。鳥居耀蔵の命を受けた太十は奔る!
内容説明
渡辺崋山という主を失い、病いに冒されてすさみきっていた千葉道場一の剣の遣い手・平手造酒は、繁蔵親分に請われて笹川湊へ。印旛沼開削普請でにわかに活気づき、人足仕事を求める人々で膨れあがった下総に渦巻く様々な思惑。普請奉行となった鳥居耀蔵の命で奔走する太十が見たものとは?―。
著者等紹介
早瀬詠一郎[ハヤセエイイチロウ]
東京生まれ。学習院大学卒。“岡本紋弥”の名で男女の色恋を語る古典浄瑠璃「新内」の太夫。また同名で脚本家・放送作家として商業演劇、テレビ番組の台本を書く。2000年『萩大老』で小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
稲岡慶郎の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GaGa
38
千葉の下総に親戚がいるので、笹川の繁蔵や平手造酒のことは昔から聞かされてきた。そのため、本書はひどく読み足りなさだけが残る作品となった。主人公となる太十と言う人物に全く魅力がないことと、何より最後まで読んでみて、作者は一体何を書きたかったのだろうと不思議な気持ちにさせてくれる。まあ、時折こういうのとも出くわすと言う典型的な例。2012/09/06
小松 辰雄
1
星1つ。天保水滸伝に興味があって読んで見たがストーリーはつまらないし、歴史的な知識を得る事も少ない。何しろ平手造酒が主人公じゃないし。2018/10/27
田中秀哉
0
平手造酒に興味があって読みましたが、小説なんでしょうが無いんですが、実在の人物をたくさん登場させてる割に創作が多く、歴史モノとして読むには適しません。時代小説と割り切って読む分には、すぐ読めますが、内容は・・・
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