出版社内容情報
天下分け目の北野Oh! 茶湯。
武将茶人を描く異色大河漫画。
現代の気鋭茶人・千宗屋が語る「千利休とは?」収録
秀吉の関白就任に伴い、遂に大名となった古田左介は、官名・織部正(おりべのかみ)を賜る。同時に郷里・美濃で精鋭陶工集団「織部十作」を組織し、数奇の天下獲りを宣言した。秀吉と利休の蜜月が翳りゆく一方で、聚楽第(じゅらくだい)屋敷普請、茶人・丿貫(へちかん)との出会いを経た織部は、満を持して北野大茶湯に参戦する。異色大河漫画、早くも文庫化第4弾。
山田 芳裕[ヤマダ ヨシヒロ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐々陽太朗(K.Tsubota)
31
古田左介あらため古田織部正となり、数寄の頂を目指す。丿貫との出会いで侘び数寄へと方向性を定めた。「侘び」を極め日本一の数寄者と称されたい想いが嵩じるにつれ、ますます「侘び」の境地から離れていく皮肉がおもしろい。一方で秀吉と千利休の考えの食い違いが緊張感を帯びてきた。今後の展開が楽しみだ。 2012/09/15
nirokuya
5
果てしなく続く水玉模様の襖。草間彌生デザインと言っても納得しちゃう。何だかんだ言っても、突き詰めると刀が出てくる所はお武家だな、左介は。2011/11/17
絵具巻
4
文京区立根津図書館で借りました。2016/04/26
ビスケ
4
草間彌生ふすまが、たまらない面白さ。織部の「てんとうむし」ってツッコミも。織部が突っ走りすぎて、キュートです。それに比べて利休の怖さといったら……。2011/10/12
alleine05
3
いよいよ利休に死亡フラグが迫ってきた感じ。しかしこのまま消える人物とも思えないが、どういう最後を遂げることになるのだろう? 一方、家康には意外なフラグが。まあ別にどうにもならないのだろうけど、せっかくだからどうにかなってしまってほしい。そっちの方が面白そうだし。2012/09/19
-
- 和書
- ミンミン蝉の焼死体