内容説明
日本テーラワーダ仏教協会会長として日本において初期仏教を学ぶ著者が、仏教理解のすべてを注ぎ込んだ、畢生のマンガ作品です。本作は著者の連作「蟲三部作」の第二作にあたります。第一作『季節はずれのキリギリス』(1990)は、エッセイストの椎名誠氏に評価を得ました。そして20年の歳月を費やし完成した本作『ミンミン〓の焼死体』は、仏教の「無常」を漫画の形式で表現した異色作です。
目次
「夢ノ始まり」
「7.21」
「標本箱」
「焼却(ジェペット)」
「ジェペット」
「7.30」
「7.31」
「積乱雲」
「裏庭」
「虚無僧」
「ミンミン〓」
「夏の昼下がり」
「夢の柩」
「8.25」
「残骸」
「残骸II」
「夏/午後5時30分」
「カタン」
「夕立」
著者等紹介
松井美文[マツイヨシフミ]
1948年東京生まれ。1994年「第23回現代日本美術展」入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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