講談社文庫<br> シモネッタの本能三昧イタリア紀行

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講談社文庫
シモネッタの本能三昧イタリア紀行

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  • サイズ 文庫判/ページ数 275p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062769280
  • NDC分類 293.7
  • Cコード C0195

出版社内容情報

“シモネッタ”という異名を持つ筆者が「本能に忠実なイタリア人」を抱腹絶倒の筆致で描く。抱腹絶倒のイタリアガイド。この本を手に、生きている充実感に満ちた頽廃と快楽の国へいざ!! 車を盗まれがっくりしていると、翌日お詫びの手紙とオペラのチケット付きで戻ってきた。「洒落た泥棒じゃないか」とオペラに出かけて帰ってみたら家は空っぽ――。スリも泥棒も、つきまとう男たちも、個性的で限りなく人間くさい国、イタリア。この国に恋して四十年の著者が贈る、爆笑エッセイ&ガイド。(講談社文庫)

 まえがき
第1章 ローマ
 その1 永遠の娼婦
 その2 秘蔵の穴場
第2章 ミラノ
 その1 最後のピエタ
 その2 さらば栄光の日々
 その3 歌麿、大活躍
第3章 ボローニャ
 チョコでもお断り!
第4章 ルガーノ
 金持ちはスイス国境を目指す
第5章 ナポリ
 その1 終の棲家はカプリ島
 その2 男たちのこだわり
第6章 ヴェネツィア
 その1 官能がうずく運河の街
 その2 悲哀のゴンドラ
第7章 ヴェネト地方・ブレンタ運河
 尽きぬ夫婦愛
第8章 フィレンツェ
 その1 デカメロンな性欲
 その2 苦い初夜
第9章 シチリア
 その1 僧院の怪異
 その2 燃えたぎる血潮
 その3 パレルモの貴族
第10章 マテーラ
 少年の笑顔
第11章 ペルージャ
 熟年留学のすすめ
 あとがき


田丸 公美子[タマル クミコ]
著・文・その他

内容説明

車を盗まれがっくりしていると、翌日お詑びの手紙とオペラのチケット付きで戻ってきた。「洒落た泥棒じゃないか」とオペラに出かけて帰ってみたら家は空っぽ―。スリも泥棒も、つきまとう男たちも、個性的で限りなく人間くさい国、イタリア。この国に恋して四十年の著者が贈る、爆笑エッセイ&ガイド。

目次

第1章 ローマ
第2章 ミラノ
第3章 ボローニャ
第4章 ルガーノ
第5章 ナポリ
第6章 ヴェネツィア
第7章 ヴェネト地方・ブレンタ運河
第8章 フィレンツェ
第9章 シチリア
第10章 マテーラ
第11章 ペルージャ

著者等紹介

田丸公美子[タマルクミコ]
イタリア語会議通訳、翻訳業。広島県生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒。親友の故・米原万里氏から授った称号“シモネッタ(シモネタの女王)”に恥じない卓越したユーモアセンスを武器に、痛快エッセイを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

249
イタリア語通訳のシモネッタさん(たしか命名者は米原万里さんだった)イタリア紀行の体裁を取った文化案内。カンターレはあまり出てこないが、アモーレとマンジャーレのお話が縦横無尽。ことに、これなくしてはシモネッタの名がすたるとばかりにアモーレ満載。日本的な基準からはぶっ飛んだお話ばかり。贅沢派のシモネッタさんらしく豪華感にも溢れている。美女は得だ。特にイタリアでは。ここで語られるエピソードの一つ一つを繋いでいくと、それで立派なイタリア文化論になっているあたりは実にうまいもの。やっぱりイタリアは楽しくなくっちゃ。2015/09/01

雲をみるひと

27
何十年にわたりイタリア各地に通っている作者によるイタリア体験記、旅行記。かなり古い時代のトピックも含まれているが、作者の筆力が高いことに加え自身の経験が赤裸々に語られている内容もよく面白い作品に仕上がっていると思う。個人的にはシチリアほかイタリア南部の章など参考になったが、ジャンルはガイドではなく純粋な読みものよりと言える作品だと思う。2022/11/17

ドナルド@灯れ松明の火

22
ある意味塩野七生さんの「イタリアからの手紙」の真逆アプローチかも。いい所も悪い所も全て併せ飲んで、だ~い好きなイタリアを人間の欲に絡めて実話で綴るエッセイ。ニヤニヤ笑うこと請け合い。憎めない愛すべきイタリア人気質がくっきりと浮かび上がる。下ネタとともにいかにも旨そうな料理やお店の紹介も多く、猛烈にイタリアに行きたくなる本である。でもイタリア語も少しは話せるようになった方がいいし、ナポリに限らず気を引き締めた上で歩き回りたい。お薦め。2013/10/20

pitch

7
米原さんの本を読んでると時々登場するシモネッタさん。初めて読んでみた。うーん、ちょっとお金持ちばっかり出てくるので、引っかかるところがある。これ読んでイタリアに行きたくなるかというと、私はそんなことないなあ。魚介類は美味しそうだけども。2023/09/14

ナナシ

7
内容自体は、他の著作とほぼ同じ。わざわざ買わなくても良かったかな?と思ったけど、我が国が誇る歌麿こと、イタリアで美女と浮き名を流す男性が登場したのが新たな展開だった。 ほぼ同じ内容でもやはり心に残ったのは、かの彫刻家の真摯な告白。「貴女を一生守ってあげる」 著者シモネッタがマントに包まれて月光から遮られていなければ、彼と同様に狂気に照らされその申し出を受けていたのではないのだろうか?こんな言葉を伝えられたら、狂気の沙汰でもその胸に飛び込んでしまいそうである。2011/05/26

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