出版社内容情報
某国の王室をめぐる事件にお涼さまが挑む!美貌と才能を持つ超エリート警察官僚の薬師寺涼子。通称・お涼さま。今回は某国の王子様が来日するがお涼さまの前で暗殺!? いったい何故? 大人気シリーズ。
内容説明
東京湾のザナドゥ・ランドを貸しきりにしたメヴァト国の第二王子が暗殺された!?そこから、招待客の一人で絶世の美女にして警察官僚の薬師寺涼子・通称お涼さまとテロリストとの闘いが始まる。激しい雨と雷で都心が機能不全となったのも何かの策略なのか。さらなる戦いは警視庁本部へ舞台を変えて…。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。’77年第3回幻影新人賞、’88年第19回星雲賞を受賞。壮大なスケールと緻密な構成で、SFロマンから中国歴史小説まで幅広く執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kei@名古屋
19
内容の感想はコミック版の時に書いたということで、別の感想なのですがノベルズ版→文庫化→コミック化の流れのはずだったのにいつの間にかぬかされてしまいましたよ2010/12/18
Tetchy
18
そういえばこの薬師寺涼子シリーズは筆致や設定はライトノヴェル風だが、書かれている内容は必ずしも中高生が読むほど健全ではない。主人公の涼子は己の財力を傘に堂々と買収を持ちかけるし、相手の弱みを握って常に優位を立とうとし、恐喝を行いもする。つまり情操教育上、あまりよろしくない。このシリーズは田中氏が日本の現状に対して声高に存分に不満を並べ立てるために書かれている節があるので作者の想定する読者層はもっと高い年齢層にあるのだろう。逆に大学生や社会に出た若者が日本の歪みを認識させるにはとっつきやすいのかもしれない。2010/12/19
ホームズ
14
『黒死館殺人事件』で疲れた頭で読むにはちょうどいい気分転換(笑)今回も標的が分かりやすい(笑)外務大臣って(笑)『霧の訪問者』に比べるとだいぶ楽しめる内容になってる(笑)戦場が警視庁って言うのも面白い(笑)しかし今回の騒動で警視総監はいなくなってしまうのかな~(笑)ちょっと寂しい気もする(笑)2013/01/12
はなん
5
相変わらず肩に力の入らない、ひたすらドラよけお涼様を追いかければよいお話。苦笑いと大笑いと。。警視庁が舞台ってところが某作品と重なって・・・書き手が違うとこうまで違う!今回もきっちり単純に楽しめました。泉田くんはいつになったら気づくのかな?こそっと控えめな恋心。2011/01/28
しんた
3
著者の最近の作品はなにか薄い。でも知的ユーモア(皮肉)があるからなんとか読める。つかおもしろい。2013/01/01