出版社内容情報
松本 裕士[マツモト ヒロシ]
著・文・その他
内容説明
X JAPANそしてソロ活動の絶頂期に急逝したギタスリトhide。強烈な残像は今なおファンの胸を熱くし、若いアーティストたちを刺激する。hideのただ一人の弟であり、パーソナル・マネージャーだった著者が綴る“真実のhide”。少年時代、X再結成ほか新エピソードを満載して、待望の文庫化。
目次
序章 別れの瞬間
第1章 兄弟復活
第2章 絆と裏切り
第3章 伴走する者
第4章 L.A.最後のレコーディング
第5章 語り継ぐ魂
著者等紹介
松本裕士[マツモトヒロシ]
1968年神奈川県横須賀市生まれ。X JAPAN、hide with Spread Beaverで活躍したギタリストhideのパーソナル・マネージャーをつとめる。hideが設立したマネージメント会社(株)ヘッドワックスオーガナイゼーション代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のっち♬
142
晩年パーソナルマネージャーを勤めた弟が語るhideの実像。明日に胸を躍らせ人を裏切れない性格の反面、葬儀・伝記・遺産など死後処理を指示された負の材料も包み隠さず記す誠意に好感。身内だからこそ厳しいのはTOSHIを反面教師にしたのだろう。対人マナーは厳格に、ロッカーとしてははみ出す。「もう帰るのか」「おんぶおんぶ」—妥協なきプロ世界で甘えられる存在は大きな支えだったろうし、殴るけど時に殴らせる兄は同じく喧嘩っ早い育ちの弟に陰で配慮していたと思う。求道者のhideも無邪気な松本秀人も弟には愛すべきジャイアン。2019/04/28
澤水月
36
同じ自死遺族(便宜上。何であれ事故としか思えませんが)として感じるのはともかくこれだけの追憶を綴った記録は凄く力がいっただろう。著者は毀誉褒貶恐らくあったと思うが不当な怒りをぶつけられた面も多かったろうな。肉親に突如去られた人間の気持ちは当事者にしか判らない。作り演じた楽曲の対極、サザンにBOOWYが挙げられてるのが興味深い。昭和の香りが濃厚で温かく真実味ある兄弟の絆。ひとつ気になるのは絶対の遺言で素顔を見せないことと念押しされているのに先般公開の映画で素顔あったような…骨髄バンク登録身内リークはキツイ2017/03/22
高宮朱雀
26
ようやく読めた。彼の急死から四半世紀、存命であれば、今頃はどんな音楽を聴かせてくれていたんだろう?現在のミュージックシーンをどんな風に分析するんだろう?X-JAPANはまた違った側面を見せていたのか等々、思う事は尽きない。 どんな時もアーティストとしてのプライドを持ち、あくまでもそのスタイルを崩さず、弟さんにだけ見せる素顔のhideさんの温かみ、男らしさ、自身の美学など、バンド内でお母さん的存在と言われていたのが改めて分かる気がした。 本当に惜しい人だった。彼のような存在は今後もう現れないだろう。2022/11/21
かよぴー
26
X JAPANのHIDEさんの弟が書いた本。真相はともあれ、若い死って勿体無いですね。ファンではなかったけど、曲を聴いて見たくなりました。2018/02/02
檜村
20
hideのカリスマ性が高い理由がわかった気がする。ファンを大切にして音楽をこよなく愛す。そして新しいものを創ることに妥協しない。努力家でとても厳しい人なんだろな。でも本文の中にキッスが解散したことに腹を立て『裏切られた』と言っていたそうだけど、hideも急逝して正直僕も裏切られた感はあった。もっとhideの作品を聴きたかった見たかった!!数々の遺作は今も色褪せずかっこいい。hideは永遠のカリスマアーティストである。2016/02/11
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