内容説明
本書は、フェミニズムの立場から書かれた、1830年から1980年に至るまでの150年間にわたる英国文化と精神医学の歴史である。
目次
序章 女の病い(フィーメイル・マラディ)
第1部 精神医学におけるヴィクトリアニズム(狂気を飼い馴らす―ジョン・コノリーと精神管理療法;ヴィクトリア朝狂女の出現;女性の精神を管理する)
第2章 精神医学におけるダーウィニズム(境界領城で―ヘンリ・モーズリーと精神医学におけるダーウィニズム;神経症を病む女たち―女としての役割を病める者としての役割;フェミニズムとヒステリー―娘の病い)
第3章 精神医学におけるモダニズム(男のヒステリー―W・H・R・リヴァーズとシェル・ショックが教えること;女性と精神医学におけるモダニズム;女性、狂気、そして家族―R・D・レインと反精神医学の文化;狂気と女性の権利)