内容説明
美味しいお寿司を食べると、嫌なことを忘れ幸せになれます。東京にある「名登利寿司」に嫁いで三十五年。おかみさんが、四季で移りゆく寿司種とともに店に現れるお客さんの話、さらには毎日の朝ごはんや晩酌のつまみの作り方までを描きました。読むと本当におなかが空いてしまう困った本です。
目次
春(浜焼き鯛で鯛飯;懐かしいお客さん ほか)
夏(初シンコと長良川の鮎;栄養満点豆アジの南蛮漬け ほか)
秋(おふくろの味、挽き肉大根;一番古いお客さん ほか)
冬(美女の注文は白子の味噌汁;霜降りのカマトロ ほか)
著者等紹介
佐川芳枝[サガワヨシエ]
1950年東京生まれ。昭和学院高等学院卒業。都市銀行、社団法人信託協会勤務ののち、’75年名登利寿司主人と結婚。’78年調理師免許取得。『寿司屋の小太郎』(ポプラ社)で、第13回椋鳩十児童文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しょーくん@本棚再編中
50
★★★★★★☆☆☆☆読むとおなかが空いてしまうし、おなかが空いてる時に読むとドカ食いを助長させる危険なエッセイです。確実に寿司が食べたくなりますね。2015/05/09
ねここ
28
図書館で借りて読了。寿司屋のかみさんの日常、ほんわかしていて、そしてでてくるものどれも美味しそうで読んでいるとのんだかいやされます!お寿司が食べたくなります!お寿司だけでなく普通のご飯レシピも載っているので良いですね(*^^*)2015/05/08
佐々陽太朗(K.Tsubota)
16
東京の寿司屋「名登利寿司」の女将さんが日記風に旬のたべものがらみの話を書かれたエッセイです。読んでいて涎が出ます。何といっても食いしん坊には楽しい本です。ちょっとした料理のコツなども書いてあり参考になります。2010/10/10
アルパカ
6
おいしそうなものが次から次へと出てきてお腹がすいているときは読めない。(笑)毎日の朝ごはんも家庭的で洋風料理も多いです。仕事が終わってからの晩酌の時の食事など、おかみさんは毎日料理を丁寧に作り続けていて頭が下がります。養殖の魚のあらは抗生物質が入っていて食べないほうがいいことを知りました。お客さんとの関係性の密度が濃いです。2016/04/01
memo
6
お寿司に関してはもちろん、おかみさんと大将の普段の食事にも興味津々でした。一度行ってみたいけれど・・・なんだかお客さんも社長とか元総理とかお金のある人ばかりのようで。敷居がたかそうなんだよなぁ。2010/12/31