講談社文庫
警視の孤独

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  • サイズ 文庫判/ページ数 597p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062765800
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

連続放火、殺人、誘拐。寂しさの連鎖が悲劇を招く
不審火に残された新たな犯罪の鍵。うら若き女性消防士の協力のもと、警視キンケイドと、パートナーのジェマが難事件に挑む。

ヴィクトリア朝の歴史ある館が火事になった。持ち主は、地域の再開発に反対していた大物政治家。焼け跡からは女性の遺体が見つかる。警視・キンケイドと警部補・ジェマをあざ笑うかのように、犯人は第2、第3の放火を企て、行方不明者は10歳の少女をはじめ、女ばかり3人に。警視の家庭にも危機が迫る!

デボラ・クロンビー[デボラ クロンビー]
著・文・その他

西田 佳子[ニシダ ヨシコ]
翻訳

内容説明

ヴィクトリア朝の歴史ある館が火事になった。持ち主は、地域の再開発に反対していた大物政治家。焼け跡からは女性の遺体が見つかる。警視・キンケイドと警部補・ジェマをあざ笑うかのように、犯人は第二、第三の放火を企て、行方不明者は10歳の少女をはじめ、女ばかり3人に。警視の家庭にも危機が迫る。

著者等紹介

クロンビー,デボラ[クロンビー,デボラ][Crombie,Deborah]
米国テキサス州ダラス生まれ。後に英国に移り、スコットランド、イングランド各地に住む

西田佳子[ニシダヨシコ]
名古屋市生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

40
次々と放火が起こり、行方不明者は女性ばかりというのが引っかかりました。あちこちで捜査をしている矢先、軽視の家庭にも機器が走るのにハラハラさせられます。面白かったです。2023/10/23

みやび

15
10作目。ジェマを中心にこのシリーズは仕事も家庭もどんどん面白くなっている。放火と殺人と誘拐が同じとき同じ町で。警察も消防も、誘拐されたハリエットも頑張りました。が、キンケイドが息子の養育権をめぐる審問会に、仕事優先で欠席したのは思いの外ひきました。まあ挽回してたので次も楽しみです。2023/01/03

kyoko

13
同時多発的に事件が起こり、それが関係あるのかないのかわからないままあっちこっちで捜査を進めていく。まさにフロスト警部を真面目にしたような。懐かしかったよジャック・フロスト(話が大幅にずれている)いやしかし事件や関係者がつながっていく様はおもしろかったし、人としての思いや葛藤・思いやりの心が丁寧に描かれていてとてもよかった。いいシリーズだと思う。2023/04/23

練りようかん

10
シリーズ10作目。訳者あとがきで作品の骨太感が増したと書かれていたが、その通りで読むのに非常に時間がかかった。歴史的建物の火事と全裸死体、あっちもこっちも行方不明で身元特定が進まず。別ルートで聞き取りをしたジェマが大きな秘密を嗅ぎ取るのだが、その女性が気になって気になって仕方ない。死体は彼女?いや同じ人物?といい感じに引っ掻き回してくれた。裏切りが絡み合う複雑さにどこを起点に考えたのかと思う物語のマップ。2人の私生活も捜査にピッタリ密着して、共通点を意識させるもってき方が病みつきにさせるな。面白かった!2024/05/13

Apollo

4
このシリーズ、作品を追うごとに物語に深みが出てきているように思う。本作では、肝心の放火犯の印象が一番薄かったけれど、たくさんの登場人物たちの人間模様が丁寧に描かれてあって、とても読み応えがあった。消防員のローズ、また登場してくれるといいな。2017/08/24

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