内容説明
小料理屋の主人・麓浩司は借金のため、ヤクザ・大場会の料理人になることに。その大場会の台所も火の車。任侠道にこだわりすぎの親分がある日、決断したのは「日本の食文化の伝統を守る」稼業に乗り出すことだった。美女、伝説のスナイパー他、多彩な登場人物が奏でるハートウォーミング&ユーモア冒険活劇。
著者等紹介
梶尾真治[カジオシンジ]
1947年12月24日、熊本県生まれ。熊本在住。少年時代より小説を執筆、1971年「美亜へ贈る真珠」(同人誌「宇宙塵」、後「SFマガジン」掲載。現在、ハヤカワ文庫JA収録)でデビュー。短編「地球はプレイン・ヨーグルト」「恐竜ラウレンティスの幻視」「あしびきデイドリーム」「黄泉びと知らず」で星雲賞4度受賞。長編『サラマンダー殲滅』で日本SF大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あぶらや
13
冒頭、作者は「この作品を、、、岡本喜八監督に捧げます」と書いている。 言わずと知れた冒険活劇の映画監督。 その言葉の通り血わき肉踊る話となっている。。 シャブは扱わない人殺しはもってのほかという親分のヤクザ一家が日本の食文化を取り戻そうとしまを捨て鯨の密漁に乗り出す。台湾マフィアとの海戦、従わない者を皆殺しにする環境保護組織とのやり取り、そして全編を貫くのはカジシンの持つ人間愛だ。2017/11/02
緑の牛
2
何かいまひとつ足りないような気がしました2010/09/06
ポッポ
2
前に単行本で読んだのを忘れてて再読。最後に「本作品では、ほんもののクジラは一頭も、殺したり傷つけたりしていません。」とあるけれど、代わりに人はたくさん死んでます。2009/10/25
Arataki
2
いい意味でちょっとB級なエンターテインメント。映画化とまではいわないけど、安い深夜ドラマとかで映像化して欲しい!猿ロックくらいにはウケルよ!2009/10/16
qoop
2
テーマに比して、肩の凝らないエンタメの佳品。あらすじの予想を越える展開はない反面、期待を裏切られることも一切ない。2009/09/30
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