講談社文庫
ただマイヨ・ジョーヌのためでなく

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  • サイズ 文庫判/ページ数 442p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062760867
  • NDC分類 786.5
  • Cコード C0198

内容説明

ランスは、25歳で睾丸癌を発病。生存率20%以下、苦しい闘病生活を経て、再び自転車に乗ることを決意する。世界一過酷なツール・ド・フランスで復活優勝を遂げ、栄光の黄色いジャージ、マイヨ・ジョーヌを着る。さらに7連覇の偉業を達成。過酷な人生を鮮やかに生きる勇気の記録。

目次

第1章 二人の僕
第2章 スタートライン
第3章 一人では勝てない
第4章 悪い知らせ
第5章 癌との対話
第6章 化学療法との闘い
第7章 キーク
第8章 真の復活
第9章 ツール・ド・フランス
第10章 シリアル・ボックス

著者等紹介

アームストロング,ランス[アームストロング,ランス][Armstrong,Lance]
1971年アメリカ、テキサス州生まれ。21歳のとき、史上最年少で世界自転車選手権に優勝するなど、順調に世界の一流自転車選手の道を歩んでいたが、1996年、25歳のときに睾丸癌を発病。苦しい闘病生活を乗り越え、1999年に自転車レースの最高峰ツール・ド・フランスで個人総合優勝し、奇跡の復活を遂げる。翌年の同レースでも個人総合優勝し、同年開催のシドニー五輪にも、アメリカ代表として選ばれた。そして2005年4月、同年のツール・ド・フランスを最後に現役引退を発表する。前人未踏の7連覇を達成し、これを花道に現役を退いた

安次嶺佳子[アジミネケイコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ウィック&ぺディ

30
★★★★☆ 自転車ロードレースを知らなくても世間に名前が知られている人はこの人ぐらいでは。トップ選手でありながら、膀胱癌をわずらい肺と脳に転移。まさに末期の状態から復活し、その後ツール・ド・フランスを7年連続で総合優勝した男の自伝だ。しかし、この方2011年にドーピングが発覚し、輝かしい栄光はすべて剥奪される。この作品は、そんな未来を知るよしもない2000年の作品で、もちろん本作品中ではその疑惑を否定している。レースの偉業よりも癌の闘病期として読む価値があり、セカンドオピニオンの大切さが痛感させられる2022/02/08

hope

22
うーむ…感想が難しい。例えば、ナボレオンは英雄だろうか。或いは織田信長はどうか。 ランスが成し遂げたことは尊敬する。もちろん、ドーピングでツール7連覇を抹消された“堕ちたヒーロー”であることを承知の上で、一人の人間として。 壮絶な病を乗り越えた彼は、薬に手を染めなくても、やはり勝てたんじゃないかとも思う。それは他の選手たちもやってたんだから…。2021/01/24

jam

20
歳の離れたアスリートの友人がいる。彼はもう60代も半ばだが、ヒルクライムの大会に出場しては好成績を残している。若い頃から鍛え抜いた頑健な肉体と、タフな精神を持ち、頭の中まで筋肉なので(誉め言葉)些か短気だ。彼を見ているとマイヨジョーヌがどれ程のものか想像できる。癌を知り、癌と闘い生還し、さらに頂点を希求してやまない、ランス・アームストロングはやはり王者だ。誰もランス・アームストロングたりえないだろう。再読。2015/11/09

緋莢

17
ロードレースについては、近藤史恵の著作と、『弱虫ペダル』で読んだぐらいの知識しかありません。それでも、ランス・アームストロングという名前は知っています。21歳という史上最年少の若さで世界自転車選手権で優勝、その後もツール・ド・フランスでのステージ優勝と順調に進んでいくも25歳で癌を発病。他の場所へも転移するも、生還。その後、ツール・ド・フランスで個人優勝を果たすという劇的な活躍を見せます(続く2021/06/06

小梅

15
ツールの季節で読み直しました。ドーピングで記録抹消されちゃいましたけどねヽ(´o`;2012/07/14

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