出版社内容情報
6月に退任する西本願寺の大谷光真門主。その門主として最後の著。親鸞聖人の『三帖和讃』を手がかりに人間の生き方を綴った法話集。
親鸞の教えが、和讃にはこめられています。
浄土真宗本願寺派(西本願寺)の第24代門主である大谷光真門主は、2014年6月の法統継承をもって、37年務めた門主の座から退任します。
本書は、大谷光真門主の最後のメッセージを巻頭に掲載し、それとともに、親鸞聖人が最晩年に残した和讃を手がかりに、この息苦しい時代にいかに生きるべきかを説いていきます。
和讃とは?
親鸞聖人は、生涯に五〇〇余りの和讃を残しました。なかでも『浄土和讃』と『高僧和讃』は七十六歳、『正像末和讃』は八十五歳のときの成立で、八十八歳まで加筆・補正を続けました。
晩年を迎えた親鸞は、和讃を通して、共に生き、悩み、苦しみ、立ち尽くす人々に向かって、
「私も同じ苦悩するものだ。しかし嘆くことはない。仏の温かなまなざしに気づいたなら、必ず人生は転換される」
そう語りかけています。
和讃とは苦悩する人々への、励ましのうたなのです。
目次より
はじめにーー退任のあいさつに代えて
第一章 阿弥陀如来の願いに出遇う
第二章 生死(しょうじ)を超える道
第三章 阿弥陀如来と浄土
第四章 末法の世を生きる
第五章 本当の救いをもとめて
第六章 お念仏のある生活
あとがき
浄土真宗の教章(私の歩む道)
内容説明
親鸞の教えのすべてが、和讃に込められている。西本願寺第24代門主最後のメッセージ。
目次
1 阿弥陀如来の願いに出遇う
2 生死を超える道
3 阿弥陀如来と浄土
4 末法の世を生きる
5 本当の救いをもとめて
6 お念仏のある生活
著者等紹介
大谷光真[オオタニコウシン]
1945年京都市生まれ。1960年8月得度。東京大学文学部卒業、龍谷大学大学院修士課程修了、東京大学大学院修士課程修了。1977年、浄土真宗本願寺派第24代門主・本願寺住職となる。(公財)全日本仏教会会長を3度務める。(公財)全国教誨師連盟総裁を務める。(公財)日本国際連合協会京都本部本部長を務める。2014年6月、法統継承にて37年務めた門主を退任する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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