講談社文庫<br> 聖者の行進―伊集院大介のクリスマス

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講談社文庫
聖者の行進―伊集院大介のクリスマス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 366p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062758864
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

藤島樹が20年ぶりに再会した「巨大なドラッグクイーン」ジョーママは、客を狙った恐喝事件に悩んでいた。樹がつとめていたころは一世を風靡したゲイクラブだったが、いまは経営難に陥っている。ゆすりの裏に重大な秘密があると直感した伊集院大介は、クリスマスの六本木へ向かう。名探偵シリーズ第12弾。

著者等紹介

栗本薫[クリモトカオル]
東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。1977年、中島梓として『文学の輪郭』で群像新人賞受賞、文芸評論家としてデビュー。翌年、「栗本薫」クン登場の『ぼくらの時代』で第24回江戸川乱歩賞、1981年『絃の聖域』で第2回吉川英治文学新人賞受賞。以降、ミステリー、SF、時代、伝奇小説、ミュージカル脚本、演出など幅広く活躍。著書に100巻突破という前人未到の記録を達成した『グイン・サーガ』シリーズなど多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホームズ

9
樹が語りをやる話は作者の趣味だな〜って感じが(笑)今回はアトムくんもアキラも登場しないのが寂しかったかな。このシリーズも『ゾディアック』の事件が終わってからミステリとしては薄くなってるな〜(--;)2009/01/09

ライクロフト

7
十数年ぶりに読む伊集院大介シリーズ。こういう夜の世界とはまったく無縁に生きてきたので新鮮みがある。樹さんの語りが長いとか殺人手法に無理があるとか、そういうのはまったく気にならず、久々の栗本ワールドを楽しめた。あとがき読むと、栗本さんってけっこう「夜の巷」で遊び回ってらしたのね。2019/07/26

kagetrasama-aoi(葵・橘)

7
伊集院大介シリーズの第二十二作目。藤島樹が主人公のお話。「魔女のソナタ」、「水曜日のジゴロ」に続く三作目です。齢五十を越えた樹さんのモノローグがちょっとクドいかな……と思いましたが、これって栗本薫氏の感慨に通じるのかなぁと。私も同じような年齢で「わかるなぁ!」って感じであす。作中で”むしろ、愛しあい、平和に幸せに暮らしていた平凡な女が、子供に背かれ、あるいは自分だけ取り残さて家族に死なれ、あるいは自分の生き方がすべて偽りだったのだと知ったときのショックは大きいだろう。”この文章が胸にグサリと(続く)→2017/05/25

はなん

7
樹さんの世界だったのか、と読み始めてすぐ、ニガテ分野であることに気付く。止まったらアウトだと思って一気読み。ほぼ彼女の独白のような調子で進む物語。謎解きというよりも夜の街へのレクイエム。伊集院大介って人は不思議なほどどんなところにも自然に溶け込む。あとがきが…切ない。2010/11/08

kaizen@名古屋de朝活読書会

6
樹(いつき)さんが事実上の主人公の物語。 伊集院大介が登場する。 クリスマスに知り合いが亡くなる。 裏に麻薬取引などの非合法活動があり,偽装自殺。 伊集院大介が語る真相。 聖者の行進の歌が象徴となる。2012/02/13

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