出版社内容情報
綾辻 行人[アヤツジ ユキト]
著・文・その他
内容説明
食したまえ、この肉を…浦登家の面面が唱和する。〈ダリアの宴〉に参加した中也の身には何が?激しい嵐で外界と途絶された中で、ついに勃発する不可解な連続殺人。その被害者は?その犯人は?その動機とは?…謎は複雑怪奇に絡み合い、暗黒館の闇とともに、ひたすら深まりゆく。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kircheis
457
★★★★★ 既に1000ページをゆうに超えているがやっと折り返し。 過去作の登場人物やモチーフへの言及が盛り沢山で正にファン向けの作品といえる。 途中で中也が疑問点を整理するが、大事な問題が抜けている。それは「中也の正体は誰か?」である。 大作だけあって謎が盛り沢山でミステリ好きにはたまらない。ゴシックホラー的な雰囲気もめちゃくちゃ好みだし、細部を忘れていたので再読でもやはり楽しい。2026/03/23
mae.dat
263
上巻終了にして漸く動き始めました。長い。これまでの館の象徴的な小物が散りばめられたりしていますが、これらは流石に伏線ではなく、シリーズを通しで読んできた読者へのサービスなのかなと思うのですけど。実はって言う繋がりがあるのでしょうかね。だったら凄いな。様々な怪しい話が混在しています。これはこう言うことなのかなぁとか、推理未満の予想を立てたりもして居ますが、繋がらない。本当に広げた風呂敷をちゃんと畳めるのでしょうか。散らかってますけど、畳めるのでしょうね。凄い。探偵(だよね)不在のまま後半戦開幕。第3巻へ。2022/10/31
パトラッシュ
229
(承前)悪夢の如きダリアの宴に続く動機不明の殺人事件勃発で、嵐の暗黒館の恐怖はいやが上にも高まっていく。中也パートと江南パートの交差する矛盾が深まるプロセスでは細部に至るまでの綿密な描写が生きてくるが、どこかに隠されているはずの謎解きの伏線やヒントが濃厚な怪奇の色合いに覆い隠されてしまう。このあたりは初読時は「館シリーズは本格ミステリであってホラーにはならない」と信じていたが、もしやと思ってしまったほどだ。しかし大長編の圧倒的な物語世界に取り込まれてしまった読者は、ひたすら読み進めるしかないのだ。(続く)2025/12/12
イアン
178
舞台となる暗黒館や登場人物の説明が中心だった1巻から一転、事件が動き出す2巻。ボート衝突事故により瀕死の状態となっていた使用人が、翌未明に何者かに殺害された。アリバイや動機の面から犯人を探る中也だったが、やがて第二の殺人が発生し…。初代当主が殺害された18年前の<ダリアの日>に何があったのか。なぜ玄児は館内の座敷牢に幽閉され、幼い頃の記憶を失ったのか。謎が謎を呼ぶ展開だが、パズルでいえばようやく外枠が埋まった段階か。まともな人物が皆無の綾辻ワールド。広げた風呂敷をどう畳むのかに注目しながら3巻へ進みます。2024/01/13
勇波
176
「館」シリーズの定番『エラリイ君』。歴代の彼らは物語の進行に大きく貢献してました。この物語で担うのは玄児?それとも中也?どちらでもなさそうです。彼らは欺く方なのか?それとも?2巻に入って何やら膠着状態。探偵が劇的に解決する謎もまだ無いように思う。江南君の覚醒が待たれまする★2016/04/10




