内容説明
旗本の三男・波之助が発見した女の水死体。首筋には不思議な痣が/県警本部に乱入した男と、たれ込み電話の関連/伝説のスナイパー、その容赦ない攻撃の手口/病院長、童子女の前に現れた予想外の客/江戸川乱歩賞受賞作家による豪華アンソロジー第2弾。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
第36回江戸川乱歩賞受賞
中嶋博行[ナカジマヒロユキ]
第40回江戸川乱歩賞受賞
福井晴敏[フクイハルトシ]
第44回江戸川乱歩賞受賞
首藤瓜於[シュドウウリオ]
第46回江戸川乱歩賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きさらぎ
8
収録作の中では鳥羽さんのが一番好き。時代物+謎解きの要素で、テレビの時代劇を見ているようだった。福井さんのは現実感のない設定で、舞台設定を把握するだけで精一杯。多分私の不勉強ですね。中島さんのはスケールの大きな犯罪(隠ぺい)で読み応えがあったし、首藤さんは短いけれど不気味さが残った(←いい意味で) シリーズ四作読んだ中では、赤の次によかった。2014/09/18
ロッシーニ@めざせ正社員
7
鳥羽亮「死霊の手」→時代ものはあまり読まないけど、怪談話とか怪しい山伏とかが出てきて面白かったです。 中嶋博行「検察捜査・特別篇」→法廷ミステリーかと思ったら、自衛隊やら北朝鮮が出てきてびっくりです。 福井晴敏「920を待ちながら」→゛如月行゛が出てきたということは、「亡国のイージス」と繋がりがあるんでしょうか? 首藤瓜於「放蕩息子の亀鑑」→゛類は友を呼ぶ゛という言葉が頭に浮かびました。 2012/12/04
朱音
3
どのような意図で編まれたアンソロなのかよくわからない。内容もばらばらだし、乱歩賞作家というだけなのかな?鳥羽氏・時代物、まぁこんなもんか?中嶋氏・裏の裏を、といった感じですごくいい!他の作品も読みたくなった。福井氏・某作品の彼が出てきたのはうれしい。首藤氏・最近の事件がらみではタイムリーと言ってもいいかも。途中読者を惑わせるようなところはあるが面白かった。マイベストは「検察捜査・特別編」(中嶋氏)2009/11/21
ピカリン
2
いろんな感じの作家さんの作品が読めてお得感満載。さらに頂いた本だから更にお得感倍増wどのお話も面白かったのですが、読み終わった後に違う作品も読んでみたいと思ったのは福井晴敏さんです。初読みでしたが亡国のイージスを読んでみようと思いました。映画のほうがいいかな…とりあえず次は赤を読みます(^-^)2012/08/12
ext3
2
福井晴敏関連で読んでたけど、中嶋博行という思わぬ伏兵を見つけた2006/09/26