出版社内容情報
桐野 夏生[キリノ ナツオ]
著・文・その他
内容説明
「私の中の何かが死んだ」出所を心待ちにしていた男が四年前に獄中自殺していた。何も知らされなかった村野ミロは探偵を辞め、事実を秘匿していた義父を殺しにいく。隣人のホモセクシャルの親友。義父の盲目の内妻。幼い頃から知っている老ヤクザ。周囲に災厄をまき散らすミロを誰もが命懸けで追い始めた。
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- 評価
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
374
桐野作品を時系列で読んでこなかったものだから、本書ではいきなり村野善三は亡くなってしまうし、38歳になったミロはなんだか荒んだ気配を漂わせながら逃避行へと、戸惑いを隠せないまま上巻を終えた。また、この巻の最終章では、前後の脈絡なく唐突に光州民主化闘争の只中に入ってゆくのだが、その意図も下巻では明らかになるのだろう。ただ、ここまでかかって、ようやく小説世界の時間に追い付いてきた感があり、後半は一気に桐野ワールドへ。2018/08/10
おしゃべりメガネ
120
「ミロ」シリーズ第4弾です。流れは確かに引き継いでいますが、冒頭からこれまでの流れを全て断ち切るかのような展開からスタートし、どんどん話が飛躍していくので、ついていくのに大変です。しかし、ここまで大胆に話の主軸を変化させる勇気には改めて桐野さんの意気込みを感じます。まだ上巻とはいえ、これまでの「ミロ」シリーズとはあまりにも雰囲気が違う流れに、これはこれでこれからの展開が非常に楽しみです。これまでに出てきた人物達もしっかりと出てくるので、ある意味安心しますが「ミロ」の'変貌'ぶりに誰もが驚くでしょうね。2018/12/20
ehirano1
102
まさかまさかの開幕に唯々唖然。やっぱり著者はミロを壊しにかかっていると確信しました。この後一体どうなるのでしょうか。下巻が待ちきれません。2018/08/05
ehirano1
94
「嫌だと激しく思うことは、実は快楽の扉をひとつ持っていることと同じなのだ(p106)」。これは文学なのでしょうか?哲学なのでしょうか?それとも両方なのでしょうか??ムズカシイけど物凄く興味深いです。2021/09/14
タックン
93
大好きなミロシリーズ続編。急にダークになってしまったミロに衝撃を覚えた。いろんな人の視点からミロの過去が明らかになる。それでもこの作品は思わず一気読みさせる魅力が作品の質と作者の筆力のもとである。突然、韓国の光州事件が出てくるがなぜだろう?答えは下巻にあるのかな・・・2014/05/25
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