内容説明
ヴィクトリア朝末期のロンドンで、娼婦があいついで惨殺された切り裂きジャック事件。猟奇的な手口、警察や新聞社に届く、犯行を楽しんでいるかのようなおびただしい手紙。永遠の謎といわれた犯人探しに、7億円の巨費と現代科学の粋をかけ、コーンウェルが挑戦。真相に迫る。
目次
影なき男
見学
不運な者たち
なぞの人物
美しい少年
ウォルターとぼうやたち
スラム街の紳士
割れた手鏡
ほの暗いランタン
法廷医学
夏の夜
若く美しい人
大騒ぎ
かぎ針編みと花
著者等紹介
コーンウェル,パトリシア[コーンウェル,パトリシア][Cornwell,Patricia]
マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に。バージニア州検屍局長ケイ・スカーペッタが主人公の検屍官シリーズはDNA鑑定、コンピューター犯罪など時代の最先端の素材を扱い読者を魅了、1990年代ミステリー界最大のベストセラー作品となった
相原真理子[アイハラマリコ]
東京都生まれ。慶応義塾大学文学部卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーコ・オクダ
35
切り裂きジャックについて、あまりよく知らなかったワタクシ。このコーンウェル先生のノンフィクションにすごい期待をしてたんやけど…何かあんまり面白くないんだわ(苦笑)読みにくい。上巻は、1連の事件を起こしたサイコパス(コーンウェル先生、自信満々にある人物を名指し)がなぜ捕まらなかった?について、その時代の警察、科学技術、医学等々さまざまな要因がタラタラと…。所々に、めちゃくちゃ決めつけてる風記述が出てくるので「アンタ一体何様のつもり!?」と感じることも。下巻で急に面白くなってくれることを祈るw2020/04/30
ミノムシlove
4
読めば読むほど真犯人はあの人しかいないという気になる。たしかに怪しいのは間違いないけれど決めつけてもいいのか、という気もする。それにしても、ああいうことをする犯人が、ある時期からすっぱりやめて長い後半生を何もせずに生きるというのも信じられない。あまり気持ちが良くなる読書ではないので、下巻は読むかどうするか迷います。2022/12/12
えこーづ
3
最新の科学調査で真犯人に迫れるのか。下巻が楽しみ。2014/07/20
naginuko
2
あっさりDNA鑑定で犯人がわかった。しかしピッタリ同じではないのなら血液型鑑定くらいの精度でしかないのでは。あとの物証は便箋。これも同じものが大量に出回っているので決定打とも思えない。グレーを出ない感じだ。2015/04/21
z56saku2
2
面白くはあるが犯人に迫っていくというより犯人を特定した前提で話が進む点はマイナスかも。まだ上巻ですから下巻で評価が変わるかもしれません。2011/08/24
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