内容説明
二十歳になる、ほんの少し前―。岸和田の少年たちの姿を綴った自伝的人気シリーズの完結篇。チュンバは周囲の“ごんた”たちが前向きに後ろ向きにと変わっていくなか、ひとり変わらずに、変われずに、もどかしい日々を過ごす。ケンカをするのに理由が必要になったとき、少年時代は終わろうとしているのか。
著者等紹介
中場利一[ナカバリイチ]
1959年、大阪府・岸和田市生まれ。高校中退後、「本の雑誌」への投稿がきっかけで、’94年に自伝的小説の『岸和田少年愚連隊』(講談社文庫)でデビュー
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感想・レビュー
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りゅう☆
91
小鉄ったら結婚してブサイクな子供もいるけど、やっぱりプラプラしてるのね。相変わらずのバイオレンスの連続。そしてやっぱり笑えない…。あ、アキラ依頼の逆襲時の図書館バッジはアホかっ!て思ったけど。アキラに頼まれて売春斡旋してヤクザに捕まり、リンチされて顔面神経痛になるほど殴られたのに、チュンバって恐怖っていう言葉を知らないのだろうか?そして必ず報復するし。シリーズ化してるからリョーコとのこと、定の武勇伝?、ユウジの死など知らないことたくさんあるけど、どうもこの世界観が苦手なのでこれにて終了!【積読本1冊目!】2020/07/08
うりぼう
2
ついに完結。終らせるのがもったいない。チュンバ、いけいけ。2005/06/22
アヒル
1
★★★★ 涙なしには読めないよこれは。このシリーズは、なるべく出た順に読んだほうがいいと思います。お決まりのフレーズや、パターンなどでおかしみがあるので。新喜劇に似ているか。2015/10/13
はいから博士
1
『純情ぴかれすく』を先に読んだせいで結末が大体想像出来たのはまずかったですね。完全に私のミスでした。それを差し置いても抒情的な部分が多すぎて、良質なユーモアの部分が目立たず残念です。2010/09/01
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0
ー(終盤ちょっと切ないやん)2016/03/10