講談社文庫
ヴェネツィア刑事はランチに帰宅する

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  • サイズ 文庫判/ページ数 434p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062750622
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

イタリア刑事はひと味違う。昼は妻のパスタを楽しむ中年警視ブルネッティ。コネ社会ヴェネツィアで、美人秘書と組み独自の手法で犯罪を追う。「祖父の過去の汚名を晴らしたい」と相談にきた女子大生が殺された。遺された口座への不審な巨額入金、略奪美術品の謎とは。CWA賞作家が贈る街の魅力満載の快作。

著者等紹介

レオン,ダナ[レオン,ダナ][Leon,Donna]
1942年、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。’65年、ローマ留学。’69年以降、アメリカ、スイス、イラン、サウジアラビア、中国の大学で英語教師を務め、現在はヴェネツィアに在住、執筆活動を続けている。『ヴェネツィア殺人事件』(講談社文庫)でCWA賞受賞。『死のフェニーチェ劇場』は日本でサントリーミステリー大賞を受賞した

北条元子[ホウジョウモトコ]
1948年、東京生まれ。聖心女子大学外国語外国文学科(英文学専攻)卒業。翻訳家、エッセイスト
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mocha

91
ただただヴェネツィアという舞台を楽しむミステリー。捜査に嫌気がさすとお家に帰るブルネッティ警視、大学教授で富豪の娘である妻はゴージャスなランチを作って待っている。もちろんワインつき。戦時中 逃げるために売り払われたたくさんの美術品が、一見貧乏な老婦人の家に無造作に置かれている様子は、イタリアならそんなこともあるかもと思わせられる。シリーズ途中の作品が未訳のため、登場人物の背景が分からずもやもや。全作読みたいなあ。2016/12/15

ゆーかり

8
ヴェネツィア警察のブルネッティ。妻は大学教授でその父は伯爵。過去にシリーズ前作を読んでいるはずだが内容についての記憶なし。祖父の過去の汚名を晴らしたいと相談に来た女子大生が殺された。彼女の口座には巨額の入金履歴。(通貨はリラ。ゼロの数ほどではないにしても1億リラは巨額であろう。)戦時中の略奪美術品の行方の謎もあるものの、何でも調べられる副所長秘書に何でも知っている義父、話に入り込めず長かった。前作同様暫くしたら忘れそう。ヴォポレットが出てくるところがヴェネツィア。原題Wilful Behaviour2015/03/01

0
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2006/05/post_8387.html2017/05/10

ヒナ

0
戦争の記述はどうも苦手です。 結局 京都が舞台になりやすいのと同じような感覚でヴェネチアなのかしら。 関係ないけど食べ物がとても美味しそうなのが印象に残りました。2016/03/19

マリン妻

0
義母からのオススメで購入。祖父の汚名を濯ぎたい、と願う女学生が殺される事で事件が始まる。歴史、美術の話が長く、イタリア人の名前に不慣れな私にはなかなか話が入って来ず、犯人探しもこれといったヒネリもなく、終わってしまった。。他にも翻訳されてるらしいけど、読まないだろうな。。2015/08/27

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