内容説明
フロリダからカリブ海を巡る豪華客船エクリプス号。乗客、乗員三千人のこの船の針路は、たった一人の男に奪われた。殺人を重ねる凶悪さと、姿を見せずに巨大な船を操る緻密さをあわせ持つ恐るべきシージャッカー。針路の先には重油を満載した巨大タンカーが―。シェイマス賞作家が放つ超弩級サスペンス。
著者等紹介
ホール,ジェイムズ・W.[ホール,ジェイムズW.][Hall,James]
1947年、アメリカ・ケンタッキー州生まれ。フロリダ・プレスビテリアン・カレッジ(現エッカード・カレッジ)で文学士、ジョンズ・ホプキンス大学で修士、ユタ大学で博士号を取得。フロリダ国際大学で28年にわたり文学と創作を教える。詩人としてデビューののち、『まぶしい陽の下で』で作家デビュー。以降、フロリダ・ミステリーの第一人者として次々と話題作を発表、2003年にはBlackwater Soundでシェイマス賞最優秀長編賞を受賞している
北沢和彦[キタザワカズヒコ]
1951年、東京都生まれ。東北大学文学部卒。出版社勤務を経て翻訳者に
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