内容説明
誰かボブを助けて―行きつけのバーで知らない女の書き付けを見た私は、深酒の勢いからボブを探して地下のクラブへ向かう(「幸福なボブ」)。アル中のフリーライター、謹慎中の探偵、妻を寝取られた男他、心の翳りが晴れない奴らの不器用だが真っ直ぐな生き様を描く好短編集。
著者等紹介
新野剛志[シンノタケシ]
1965年東京都生まれ。立教大学社会学部卒業。’95年、「自分にイヤ気がさし」会社にも実家にも無断で失踪。ホームレス生活のなかで応募原稿を書き続け、’99年、『八月のマルクス』で第45回江戸川乱歩賞を受賞。3年半ぶりに実家に帰った。以後、「スジの通った男の生きざま」をテーマに、サスペンス、ハードボイルドの佳作を発表し続けている
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