内容説明
七百年にわたり脈々と受け継がれてきた日本のこころ、礼法。初の女性宗家がその真髄を今に伝える。「こころ」を「かたち」に託し、人間としての品性を磨く、本物のマナーブック。
目次
その1 残心―姿勢とことば遣いのゆとりある美しさ
その2 目に立たない気遣い―品格のある服装とこころの配り方
その3 宮仕え―慎みと敬いが欠かせない仕事の心得
その4 書札礼―こころに触れる手紙と贈答の心得
その5 人の相伴―テーブルマナーと食事のたしなみ
その6 請け渡し―偲びと祈りのこころで臨む慶弔の心得
著者等紹介
小笠原敬承斎[オガサワラケイショウサイ]
東京都に生まれる。小笠原忠統前宗家(小笠原惣領家三十二世・平成8年没)の実姉・小笠原日英尼公の孫。聖心女子学院卒業後、イギリスに留学。副宗家を経て、平成8年に小笠原流礼法宗家に就任。七百年の伝統を誇る小笠原流礼法初の女性宗家となり、注目を集める。伝書に基づいた確かな知識で、多くの門弟や生徒の指導にあたるとともに、各地で指導・講演を実施。日本文化のひとつである小笠原流礼法を伝える一方で、外国文化との交流など、グローバルな現代の生活とのバランス感覚も重視した礼法の普及に努めている。一児の母でもあり、母と子どものためのマナー教室も開校中
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感想・レビュー
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K_Morota
3
小笠原流礼法は登録商標となっており小笠原教場以外が「小笠原流礼法」の名称を使用して教える事は禁じられています。第三十一世小笠原清忠氏以外は「小笠原流礼法」は名乗れません。別家の小笠原忠統氏が勝手に商標登録をしたところから裁判は始まりました。大体、「小笠原流礼法」を商標登録しようとする事自体が卑しい。敗訴して正統の宗家が商標登録を得て権利の確保が出来たのは、もっけの幸い、天の配剤。しかし、それでも「小笠原流礼法」を名乗り続ける女性自称宗家、小笠原敬承斎。法を破っている身で何の礼節か?と思いますね。 2016/06/04
あとも
1
相手を思いやることで言葉もしぐさも決めましょう。昔ながらのお作法も思いやりから生まれたものです。というお話を軸に礼儀作法を解説してくれます。でも、相手や国によってはそのお作法が失礼になったり気分を害したりするわけなので、ここに書いてあることがすべてだと思わない方がいいよな というのが正直な感想。2012/02/13
カムリン
0
ごく普通のマナー本だが、なにしろ書いた人が小笠原流の本家本元なので、その肩書きにおそれいって読んでしまう。やっぱり小笠原流宗家の人に言われるのと、そこらへんのおばちゃんに言われるのとでは、内容が同じでも重みが違うわ~。2015/04/03
issyi
0
まぁ・・・・知っておいた方が良いマナー&ルール(礼儀作法とも言うかな)だし、世間の人すべてが前提として持っていれば、お互いに過ごしやすそうな世の中になりそうだ。 が、TPOに合わせて、臨機応変に、も大切ではないかと思われ。2012/11/12
おの
0
△知ってることばかり。目新しさはない。2013/07/31
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- 和書
- わが父渋沢秀雄