出版社内容情報
考古学の最新成果が明らかにした古代中国文明の“真実”
稲作・牧畜の起源、夏王朝実在の痕跡
中国文明は、旧石器時代のはるかむかしより、南北2つの文化地帯の接触と交流を通して発展を遂げてきた。農耕社会が誕生した新石器時代は、社会の組織化が一層進み、首長制社会の段階に到達、これがいわゆる五帝の時代である。最新の考古学が解明した殷墟、そして夏王朝に比定される二里頭文化――いま初期国家の形成過程が明らかになる。
宮本 一夫[ミヤモト カズオ]
著・文・その他
内容説明
中国文明は、旧石器時代のはるかむかしより、南北二つの文化地帯の接触と交流を通して発展を遂げてきた。農耕社会が誕生した新石器時代は、社会の組織化が一層進み、首長制社会の段階に到達、これがいわゆる五帝の時代である。最新の考古学が解明した殷墟、そして夏王朝に比定される二里頭文化―いま初期国家の形成過程が明らかになる。
目次
第1章 神話と考古学
第2章 中国発掘物語
第3章 農耕の出現
第4章 地域文化の展開
第5章 社会の組織化と階層化
第6章 非農耕地帯と農耕の拡散
第7章 牧畜型農耕社会の出現
第8章 地域間交流と社会の統合
第9章 犠牲と宗教祭祀
第10章 初期国家への曙光
著者等紹介
宮本一夫[ミヤモトカズオ]
1958年松江市生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。博士(文学)。京都大学文学部助手、愛媛大学法文学部助教授を経て、九州大学大学院人文科学研究院教授。専攻は東アジア考古学。東アジアの新石器時代から初期鉄器時代の比較考古学ならびに比較文明論を研究する。水田農耕の起源地や初期青銅器を明らかにするための共同研究を中国において進めている。2003年、第一六回浜田青陵賞受賞
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