内容説明
授業にはついていけない。成績はビリから2番目、受験も失敗した―。しかし、若き日の名物数学者は絶対に夢を捨てなかった。なんとしても数学者になりたい!と、コツコツ努力を重ねて数学の道を歩み続けた「天才」秋山仁氏の半生記。どんなに落ちこぼれていても夢を持ち続ければ、いつか必ず成功できる。
目次
1 授業についていけなくても数学者になれる(子どもは個ども;三頭のヤギさんと登校 ほか)
2 究めないのにマスターになる(努力は報われず、正義は滅びる;笑えない、可可可…、大学は卒業できたけど ほか)
3 「大変有名な」ハラリー教授の研究員に(女神のご利益で道が開ける;残念!世紀の難問「四色問題」が解かれた ほか)
4 水を得たサカナのように(「夢仕掛け人」;教授選に挑戦 ほか)
5 だれでも数学が理解できる(微積分を三日でモノにする法;数学に必要な四つの能力とは ほか)
著者等紹介
吉永良正[ヨシナガヨシマサ]
サイエンス・ライター。1953年長崎県生まれ。京都大学理学部、文学部卒業。91年、講談社出版文化賞科学出版賞受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フク
13
人生に疲れた時や嫌な事があった時には必ず読み返す本。秋山先生の言葉に毎回励まされます!(^^)!2016/06/15
フク
5
人生に疲れた時や嫌な事があった時には必ず読み返す本。秋山先生の言葉に毎回励まされます(*^^*)2014/02/04
Ernest
1
勉強のやる気がでない人に送る名言集という記事の中で著者を知った。と思っていたら、最近読んだ本の中にも出てきた人だったので、不思議な縁を感じる。著者は数学に人生を捧げてきた人だが、数学が得意だったわけではない。むしろ成績は最悪で、挫折だらけだったようだ。それでも毎日机の前に座り続けたり、カレーだけ食べて栄養失調になる程勉強したりして、数学の道を諦めなかった。ただわかりたいという気持ちだけで。私も、得意とは言えないからこそ何かに挑むたちなので、この道の先駆者を見つけて嬉しい。人生の十箇条を是非実践したい。2017/06/13
new加勢大周
0
勇気をもらえる本でした。「努力は報われず正義は滅びる。されど挑戦の日々」いい言葉ですね。秋山先生をそこまで魅了した数学、勉強してみようと思います。2012/06/05
牛タン
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元気が出る。俺も頑張ってやろうという気になる。いつの日か再読するでしょう