内容説明
決死の逃亡劇の末に何とか脱出に成功したケリー。だが街へ戻っても、殺人鬼の影に怯え、カウンセリングを受けながらの生活が始まった。ある日、車の中で異臭を感じ、人骨を発見する。あいつは私を見張ってる…犯人との対決を決意する彼女だが、冷徹な殺人鬼による猟奇殺人は止まらない。超弩級スリラー。
著者等紹介
バーク,ジャン[バーク,ジャン][Burke,Jan]
1953年アメリカ・テキサス生まれ。著書に女性新聞記者アイリーン・ケリーを主人公とした『骨』で、2000年度MWA賞最優秀長編賞(エドガー賞)を受賞した
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感想・レビュー
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キムチ
20
ファンにはたまらないだろうけれど、私には余り好みじゃないな。筆者自体のトラウマを根底にいるだけに、ここまで執拗に追い続ける犯人の真意(異常とはいえ)ついて行く気がすぼむ。ピーグルのけなげなほどの追跡能力についつい頁をめくった上巻だったが下巻は少ないので些かがっくり。死体捜索専門犬って初めて聞いた。シネマ向きサスペンスと云う感想。あちらものは女流サスペンス作家は実に骨太さ・・生きる事を初めとする目的遂行感覚はこれでもか!と云う感触だった。2014/12/07
MATHILDA&LEON
10
ようやく家に帰ってくることが出来たのに、犯人に怯える日々の主人公。読んでるこちらも主人公と同じ気持ちになってしまいます。ただ、上巻よりもグロいシーンはないので、比較的すんなり読めたかな。協力者がわかったとき、理由がどうであれ、辛い気持ちに。ところでこの本、シリーズ物だったのですね!知らずに読んでいたけれど、問題なく読了しました。犬だけでなく猫も度々登場するので、そこで癒されました。2014/11/10
ちゃちゃ
10
ビングル君の活躍をもっと見たかったなあ・・・。そして,シリアルキラーにしては,ちょっとおマヌケな君・・・。2012/12/28
sine_wave
8
シリアル・キラー パリッシュは逃亡中で、助かったベンが義足となりケリーはトラウマに悩まされる。そんな状態でも、ケリーの冷静な分析と果敢な行動で事件は解決へ向かう。意外性より情勢分析に感心。2015/03/19
siva
3
一人称が苦手なので、若干の読みにくさを感じつつもストーリーはジャンルの定石を踏まえてまずまず。上巻はサバイバル系?と思ったのが裏切られたけれど笑 "モース”の正体、結構早く察しがついてしまい、興ざめ(この手の読み過ぎたかも) 下巻はビングルの活躍が少なく残念。なんで表紙がこんなイラストなのか・・死体捜索専門の犬がいると初めて知った。ところどころ?があったが、あとがきでシリーズ物7作目と知って納得。2013/10/24
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