講談社文庫<br> 寝ずの番

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講談社文庫
寝ずの番

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  • サイズ 文庫判/ページ数 235p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062732796
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

希代の咄家・橋鶴が最期までオチをつけてオッチンだ。今宵は弟子たちが集まる通夜だけに艶っぽい逸話も飛び出す無礼講。笑って死ぬか、死ぬまで笑うか、どっちもどっち?粋でホロリとさせる咄家模様を描く『寝ずの番』三部作ほか、読み出したら止まらない、Hで笑撃的な“らもテイスト”満喫の短編集。

著者等紹介

中島らも[ナカジマラモ]
1952年、兵庫県尼崎市生まれ。大阪芸術大学放送学科卒。コピーライター、エッセイスト、小説家。劇団「笑殺軍団リリパット・アーミー」主宰。’92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞、’94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

97
面白い!下品という評価もあるがそれを下品と読むか粋と読むかは読者次第。映画化もされていてこれは師匠役が長門裕之だった。冒頭のエピソードもうまく撮られていた。もう一度みてみようと思う。中島らもは作家でありコピーライターでもあったせいかネタをうまくキャッチさせるのがうまいと思う。とにかく寝ずの番3連作何も予備知識なしで読んではいかがだろうか。2023/03/07

はらぺこ

51
『寝ずの番』と『Ⅱ』は語られるエピソードはオモロイけど口調っていうか何か分からんけど何かオモロなかった。 『ポッカァーン』は40前後から上の関西人には馴染みに名前が多数出てくる。でもポッカァーン自体を知らんかったので面白味が半減かも。 自分はプロレスファンやから『逐電』が好き。 一番好きなのは『黄色いセロファン』。主人公が出す結論に共感。 2011/05/18

りんご

42
はー下品。好物です。挙げるとしたら「寝ずの番Ⅲ」になっちゃうかなー。予想の2倍くらい下品でバカバカしい歌合戦。チンマン指す入れるのと歌った後に「おれの心はトタンの屋根よ」ときたもんだ。不覚にも涙ぐんだ。2022/08/16

ぜんこう

25
たぶん、かな~り前に読んだことあるはず。 でもどの話も内容はかなり忘れてて、新鮮に読めた。「寝ずの番III」に書かれてた(死にはった)橋鶴師匠がおかみさん(志津子さん)に贈った歌がええ歌で感動した・・・「おれの心は トタンの屋根よ かわらないのを 見てほしい」・・・あれっ?感動したの僕だけ?(^^;) 他の短編も らもさんらしく面白かった。2016/11/06

三平

16
くだらない!本当にくだらない(笑)でもそれがいい。すがすがしい程の下ネタ全開!だけれども、あっけらかん過ぎていやらしさなんてものを飛び越え、もう笑うしかない。大阪最高レベルのアホぢからを持つ中島らもの存在が今はなきことが本当にもったいない。2017/01/27

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