講談社文庫<br> おいしいワインが出来た!―名門ケラー醸造所飛び込み奮闘記

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講談社文庫
おいしいワインが出来た!―名門ケラー醸造所飛び込み奮闘記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 271p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062731478
  • NDC分類 588.55
  • Cコード C0195

内容説明

輝くワインに魅せられて飛び込んだケラー醸造所。極寒のワイン畑、枝の剪定から私の修業は始まった。ムクドリの大群と戦い、実を間引き収穫を祈った日々。静かにワイン誕生の音をきき、夢にまで見た試飲の日がやってきた。ラインヘッセン、ケラー家で過ごした至福の一年間。

目次

ワイン造りの始まりと終わりの重なる時
ワイン畑があちらこちらに分かれている理由
百年のスープ―ぶどう摘みのスープの隠し味
夏への準備―ぶどうのつぼみを間引く
一本一本のぶどうと向きあう満たされた時間
ラインヘッセンの贅沢でゆたかな生活
ケラー家流エコロジー基準
ワイン畑の大敵ムクドリとの戦い
家族のためだけのグラン・クリュ
収穫の幕開け
かくも長き収穫の日々
不思議なボトリティス―貴腐ワインを生み出すパラサイト
優しいワインの発酵音を聞きながら
1990年のクリスマスプレゼント
北限の地へ贈りもの、アイスワイン
オキナワとズュルトと、ブルゴーニュとラインヘッセン
ケラー家のワイン畑、フーバッカーよ永遠に
ケラー家七代目エルヴィンの話を聞く至福の一刻
新酒試飲の日がやってきた
ケラー家の人々の栄誉と誇り
とうとう氷のワインを収穫した日

著者等紹介

岩本順子[イワモトジュンコ]
1960年、神戸生まれ。南山大学文学部卒業後、タウン誌「月刊神戸っ子」の編集者に。1984年に渡独。ハンブルク大学で美術史を学ぶ。ハンブルク工芸美術博物館にて一年間学芸員実習後、1990年より、ユルゲン・ゼーベックと共同で、日本の漫画作品をドイツ語に翻訳している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本匠

13
これは、結構いい本。 ドイツのワイン農家の取り組みが実によく分かる。 ワイン用のブドウは実り過ぎてはいけない。多く実と味が凝縮されなくなる。そのため、良い作り手は、適切に芽を摘み、調整を行う。また、実ったブドウも成長の遅い部分は摘果する。 さらに、糖度を高めるために収穫時期をギリギリまで遅くする。その年の、ワインが出荷出来なくなる可能性まであるというのに! ここまで、農作業の面からワインについて、分かりやすく書いた本は読んだことが無い。 ドイツワインにはあまり馴染みがなかったけれど飲んでみたくなった。2016/01/11

Masahiro Takeya

1
図書館で片っ端から借りてきたワイン本の中の一冊。ドイツワインの個人的なイメージは、カッツやマドンナに代表される甘口ワイン。大学時代にはよく呑んでたけど、最近はご無沙汰。ワインにハマり出した今、偶然出会ったノンフィクション作品で、ドイツワインに興味深々になりました。ケラー醸造所という200年以上続く名門で、二年間、月に10日間働いた筆者の体験記を通じて、醸造所で働く人のワインに込める思いが鮮やかに伝わってくる一冊。ドイツワインを飲んでみたくなりました!2013/08/15

さく

0
フーバッカーのリースリング飲んでみたい2019/11/21

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