内容説明
なぜ一人の男にすべてを求めなければならないのか。ルックスなら里村、話し相手には隆一、セックスのためには幸坂…。自堕落に見られることを恐れず、心の隙間の一つ一つを別々の男で埋めようとする利保子。五人の男を弄び、束縛されることを嫌う彼女が貪欲に追い続ける新しい愛の形とは?長編恋愛小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
巨峰
57
4人の男性と同時進行につきあう30代×1の主人公。本人は特段エロいわけでもなく、男好きとも思えす、さばさばしてるけど、傍から見ているとわりと危うい感じがしてスリリングでした。男性陣は、いいところもあるけど弱点も多い一般男性ばかりで、そういうところはリアルだったかもしれない。90代後半の小説で、小説であの時代を読み返してみると、あの時代もとーくになったんだなと感慨深い2017/05/28
クロマキー
2
つまらなかった。読むのが面倒なくらいに。主人公は5人の男性と関係を持っているわけですが、いわゆる男前な女性ではなく女々しい。本人はいい女を気取っているけれど、結局誰にも選ばれない憐れな人。妙に気取ったところが嫌い。そして飲酒運転、どこでもタバコは時代を感じた。2016/11/01
山内正
1
チャイム鳴らしても気配がしない 里村が居留守をつかってる 僕は彼女と今挟みになって嘘ばかりついて 私はまだ手放さないと近くのレストランで 時間潰す煙草の煙吐いてこのまま別れて しまうかと姉貴が来てるから君とは会えないと言われ 嘘とも思えない 二回別れたいと言ってる 帰る途中幸坂のアパートに寄ってみた 彼とのセックスの相性は他にない この際秘密を教えてくれないかと 何かを失うのが怖いのかと 俺は分かると高飛車に言うのに私は耐えてる こんな気持ちで抱かれた 身体の相性の良さを噛み締めた これで帰れる 2024/07/12
山内正
1
幸坂に誘われ冬の海を見に 髪を切ったのが周りに不評で 四人の男の中で一番早く愛想尽かすのは 他を巻き込まず退屈な日を送ってたら海なんて陰気なだけ 酒をラッパ飲みしながら 俺と結婚しようと まずここの街のモーテル行こうと部屋に 浴室から出たら眠っていた そのまま街の方へ 頼まれた原稿届け私には向いてない 男と男を駆け回る時手応えを感じる 部屋で一人は嫌 見せる顔はどれも利保子 だが曝け出したことは無い 煙草最後まで吸って心が晴れない日だと 無視し続けてる男一人増やしても できないことは無いけど 何をすれば?2024/06/02
山内正
1
ユキの相談は掛け持ちするマスターに 同情してると相談 馬鹿な事辞めなさいと どうして引き返さないと煙草を吸う 四人の男と電話が繋がらなく伊沢と合う 忘れたスカーフ取りに吉塚の部屋で煙草吸いながら 幸坂を思う絶頂期がすぐに訪れ技巧なく ゆっくり動くだけなのに欲情を引き出す 煙草吸い予定は言わない 酔ってバーに行く伊沢が部屋に誘う 酔って這うようにベットにあがる 覆い被さり服を脱がしにかかる されるが儘に下着も 臭うと言った 幸坂のが シャワー浴びずにきたがそのまま寝入って仕舞った 2024/03/13