講談社+α新書<br> 一冊でわかる!「仏教」って何?

電子版価格
¥770
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

講談社+α新書
一冊でわかる!「仏教」って何?

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 188p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062726306
  • NDC分類 183
  • Cコード C0295

出版社内容情報

聞くだけ、読むだけでも有り難い「大乗仏典」! では何が書いてあるのか? 芥川賞作家が解説!ユーモア、ウィット「お経」の超面白世界!
法華経、維摩経、般若心経、浄土三部経の中身!
聞くだけ、読むだけでも有り難い「大乗仏典」! では何が書いてあるのか? 芥川賞作家が解説!

大乗仏典というのは、仏教の神髄をより多くの人々に伝えるために、難解な哲学でも形骸化した戒律でもなく、面白い文学作品にして表現しようとしたものなのです。より多くの人々を悟りの境地に運んでいく大きな乗り物。それが「大乗」というコンセプトです。その乗り物を具体化したものが、文学としての大乗仏典です。ここにはユーモアとウィットがあります。既存の仏教をやりこめる批評精神があります。セリフのやりとりによる問答の面白さがあります。わかりやすいたとえ話があります。そしてあっと驚くスペクタクルがあります。大乗仏典はすごい。そのことを、読者にお伝えできれば、仏教とは何かが、明解にわかると同時に、仏教というものの奥深さが、読者の胸の奥に、ずしんと響くことでしょう。(「まえがき」より)

●日本人にとって大乗仏教って何
●大乗仏典は楽しい、面白い!
●釈迦と呼ばれるスーパースターの誕生
●「空」の誕生
●なぜ小乗はダメで大乗はすごいのか
●釈迦が示した生きる指針とは
●形式仏教を笑い飛ばす『維摩経』
●なんでもありの百科事典『法華経』
●絶望から立ち上がる『浄土三部経』
●超明解『般若心経』早わかり解説




三田 誠広[ミタ マサヒロ]
著・文・その他

内容説明

法華経、維摩経、般若心経、浄土三部経の中味。ユーモア、ウィット「お経」の超面白世界。

目次

プロローグ 仏教の華―大乗仏典
第1章 釈迦と呼ばれるスーパースターの誕生
第2章 なぜ小乗はダメで大乗はすごいのか
第3章 形式仏教を笑い飛ばす『維摩経』のユーモア
第4章 何でもありの百科事典『法華経』のスケール
第5章 絶望の底から立ち上がる『浄土三部経』の夢
第6章 超明解『般若心経』早わかり解説

著者等紹介

三田誠広[ミタマサヒロ]
1948年、大阪府に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業。1977年『僕って何』で第77回芥川賞を受賞。武蔵野大学客員教授。日本文藝家協会副理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶち

91
『つぎはぎ仏教入門』『ゆかいな仏教』と読んできて、仏教の基礎知識、哲学的意味をある程度理解できました。次は、日本に渡ってきて発展した大乗仏教の仏典の概要を知ることだと思い、この本を手に取りました。この本では大乗の代表的な仏典を概説してくれています。それはユーモアとウィットにあふれたスペクタルな文学作品です。禅問答に似た言葉のやりとりの面白さもあります。この物語を面白く読むだけで仏教の奥深さの入り口に立つことができると思いました。2019/11/01

月讀命

55
仏教について解りやすく書かれており、どれも興味深く知的好奇心を唆らえられました。仏教というと、兎角、金儲け主義とか、葬式仏教とか悪いイメージで言われる事が多いのですが、本来の仏教、小乗仏教、大乗仏教について解りやすく述べて下さるので勉強になる一冊である。スジャータ、スジャータ・・のコマーシャルの語源は、お釈迦様にお粥を与えた女性の名前であり、レインボーマンに出てくるダイバダッタという人が実在し仏教徒を乗っ取ろうとした人であると云う事と等、蘊蓄も多く散りばめられている。この本を、足がかりに仏教を勉強したい。2012/11/05

re;

19
語ることのできない真理を語ってみようという試みが各種経典である。がしかし結局、そこに語られていることはすべて真理ではない。だって、真理は語れないから。「クレタ人は皆嘘吐きだ」というクレタ人の言葉は嘘なのか?というパラドックス。ぬをっ。確かに!!禅問答の沼にはまる・・・。『色即是空空即是色』五感に囚われるな。どちらかにこだわるな。断食中に、差し出された一杯のミルク粥を、ただ自然に口にする。それこそが悟りなのだ。ちなみにこのミルク粥を差し出した少女の名前はスジャータだそうです。2019/11/27

よし

8
今まで、「仏教」・・「経典」・・「お経」って?と、漠然としていた。 「なぜお経は数限りなくあるのか?」この本を読んで、ほんのさわりが分かった? 「釈迦」「仏陀」「阿弥陀仏」「菩薩・・悟りを求める修業中の仏陀」「毘沙門天・帝釈天・大黒天・・」、「クレタ人はみんな嘘つき」というパラドックスと不可知論。「釈迦が示した生きる指針・・四諦・煩悩や妄想を断つ・・八正道。」法華経と「方便」・・・一冊で分かる!というより、やたらと謎が深まってしまった。(当然か(笑))2015/12/08

カツ

6
当たり前といえば当たり前なのだが、仏教の成り立ちと経典の説明だけなので自分的には何とも物足りない。でも、法華経は読んでみたくなった。2019/09/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/381762
  • ご注意事項

最近チェックした商品