出版社内容情報
伊藤 一彦[イトウ カズヒコ]
著・文・その他
内容説明
“神話の源流”と言われる宮崎に暮らし、石牟礼道子氏が「言霊を含んだ風のよう」と感じた牧歌的な日向弁とともに生きる著者が、2018年から2022年までに詠んだ480首を収めた第十六歌集。
目次
1 二〇一八(空;母の宮;矢の的;夕茜;金の月光―平成の記憶から;不条理の花;水の無心;時雨の蛙)
2 二〇一九(南の古草;返礼;春光台―旭川;希望;鳥渡りくる;秋の庭;火の中に)
3 二〇二〇(ゲンゲン;睡眠の女神;佐土原茄子;切れかけ;中今;月の雫)
4 二〇二一~二〇二二(アンパンマン;みやざき今昔;ぐいと;笹百合の花;シンクロニシティ;里曲はづれて;前提;さなきだに;ひもすどり;星のごと;岩笛;オウンゴール)
著者等紹介
伊藤一彦[イトウカズヒコ]
1943年宮崎市生まれ。「心の花」会員。「現代短歌 南の会」代表。若山牧水記念文学館館長。1996年歌集『海号の歌』で第47回読売文学賞詩歌俳句賞受賞。2005年歌集『新月の蜜』で第10回寺山修司短歌賞受賞。2008年歌集『微笑の空』で第42回迢空賞を受賞。2010年歌集『月の夜声』で第21回齋藤茂吉短歌文学賞受賞。2013年歌集『待ち時間』で第5回小野市詩歌文学賞受賞。2015年歌集『土と人と星』、評論『若山牧水―その親和力を読む』などにより第38回現代短歌大賞受賞。2016年歌集『土と人と星』などにより第57回毎日芸術賞、第9回日本一行詩大賞受賞。2018年歌集『遠音よし遠見よし』で第33回詩歌文学館賞受賞。2019年第3回井上靖記念文化賞特別賞受賞。2022年「さなきだに」(二十八首、角川『短歌』2021年11月号発表)で第58回短歌研究賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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