内容説明
飲まない、買わない、セックスしない…増殖する超新人類が市場を変えてしまう。オンナ化する男子の、新しい幸福のカタチ。
目次
第1章 お嬢マンの増殖と時代の変遷(バブルを知らない“ハピパラ世代”;カネに細かいお嬢マン ほか)
第2章 「草食恋愛」が結婚を変える!(ラブホに行っても“ただトモ”のまま;セックスレスですが、何か? ほか)
第3章 お嬢マンの超合理主義が、会社を変える!(とりあえずビールも、いまは昔;不良(ワル)には惹かれない ほか)
第4章 オトメン流美意識が、メリハリ消費を呼ぶ!(お嬢マンには、カッコイイより“かわいい”;セレブさながらの美意識 ほか)
第5章 イエラブ族が、地域経済を救う!(家族と仲よしな、イエラブ族;ケーキ入刀だって家族と一緒 ほか)
おわりに 日本から総理大臣がいなくなる?
著者等紹介
牛窪恵[ウシクボメグミ]
1968年、東京都に生まれる。マーケティングライター。有限会社インフィニティ代表取締役。日本大学芸術学部卒業後、大手出版社に入社。5年間の編集及びPR担当の経験を経て独立。雑誌やテレビの企画、取材、執筆やマーケティングに取り組む。日本経済新聞社「日経プラスワン」ほか「プレジデント」「週刊東洋経済」「週刊ダイヤモンド」「THE21」などに連載、または寄稿中。2005年1月より、財務省財政制度等審議会専門委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Sachi
6
だいぶ進化した人間だったのね。まっ当たり前だよね。後から生まれてくる人たちの方が進化してるんだからと素直に思ってしまいました。それにしても合理的主義で、男性とか女性とかの性別がもはやなくなってきてるんじゃないかと感じることがありますね。面白いかった。2015/11/05
おさと
5
15年位前に書かれた本。その時々の時代感ってあるよなぁ…。そんな「お嬢マン」からつながる男性像は今も生きている気がする。2024/01/20
kco
3
2016-58。実に興味深い。今の新人とか、なんでかな?と思ってたけど納得。「新人だから」じゃ動かない彼ら。でも仲間だと思った人のためなら、すごくがんばる。「ムラ」という言葉ですべて腹落ちした。読んでよかったな。新しい世代を理解せねばならぬのは、古い人の義務だ。「デブはおカネの無駄遣いの証拠」痛い…2016/07/23
イブスキ シンイチロウ
3
現代のマーケティング分析において、最近めきめきと頭角を表してきた牛窪恵氏。本作では草食系「お嬢マン」という新人類の登場に関しての分析結果がまとめられています。確かに、同世代を生きる私にとっても、著者の言わんとしていることや内容には共感できます。日本を変えるというのは、消費者というか価値観が、マーケティングの顧客ベースを前提に日本を変えてしまうほどの可能性を秘めているということを示しています。私自身、昭和的価値観なので、彼らに共感しかねますが(笑)こういう人たちがいるという事実要因を知ることができました。2011/02/10
あが
3
同性のような付き合い方が出来る草食系の男性、私は好きです。彼らはゆるく繋がっていたいのだ、っての激しく同意。私だって結婚に魅力感じないし彼氏も欲しくない、でも女手だけでは出来ない事もあるから、電気配線に詳しい男性友達や害虫を退治してくれる男性友達とゆるく繋がっていたい(笑)お互い足りないものを補い合いながら、恋人にはならずに友達同士で居れるってイイと思う。助け合いの精神大事。男と女がいたら直ぐ色恋沙汰にもっていく上の世代にはうんざり。2010/12/20