内容説明
埋葬遺体が300年の沈黙を破り語り始めた!徳川幕府が隠蔽していた驚愕の史実!科学が解き明かした、九代将軍家重の正体、そして家康と春日局の密約、忠臣蔵の陰謀。
目次
第1章 誰も書かない女将軍・家重(徳川家重が頂戴したあだ名;幕府の公式記録に残るのは ほか)
第2章 虚像と密約だらけの徳川家康(徳川家康のもう一つの墓;大坂の陣で交わされた密約 ほか)
第3章 世を揺るがした大事件の真相(戦国時代から引きずる大名の冷戦;忠臣蔵の引き金も「不通」か ほか)
第4章 大名たちの七転八倒(幕府開幕で大名、武士の右往左往;改易された浪人たちの転職活動 ほか)
第5章 混乱と動乱―幕末の真相(尊皇攘夷に隠された真意;誰が赤報隊をニセ官軍にしたのか ほか)
著者等紹介
古川愛哲[フルカワアイテツ]
1949年、神奈川県に生まれる。日本大学芸術学部映画学科で映画理論を専攻。放送作家を経て、『やじうま大百科』(角川文庫)で雑学家に。東西の歴史や民俗学をはじめとする人文科学から科学技術史まで、幅広い好奇心を持ちながら「人間とは何か」を追求。また、世界の映画大学ともいえる「国際学生映画祭」の創設に加わり、新しい視点から芸術をバックアップ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひお
13
んー。仮説に仮説を重ねて捏造とは言わないけれどこんなふうにも見えませんか?って感じの話が多い…。結局結論に至れないなら空論に終わるだけなのに何故書籍化してまでとなえるのか?確かにタイトルにインパクトあって手に取ってうまくよまさせられちゃったけど。。。んー。2011/07/12
まくだ
3
9代将軍が女であったという話を皮切りに、江戸時代の真の姿を明らかにしようとした本。3章4章はまぁまぁ楽しく読めたが、ところどころ文章が読みにくいのと、考察が薄くて説得力に欠けるため(日本史マニアじゃなくても気軽に読めるとも言えそうだが)、読んでてつまらなかった。肝心の9代将軍が女だったという話も、女だと主張するには根拠が弱く、「そういう可能性もあるよね」程度のものであった。2013/07/17
katakuli365
3
もし女であれば歴史にどう影響があったのかに関心があり読んだのだけど、その内容はありませんでした、残念。吉宗の嫡子家重が埋葬が正座、骨の太さ、骨盤の大きさ、頻尿、おちょぼ口などから女性との仮説。絶対的条件で無く、著者は専門の学者ではないので仮説の説得力はもの足りない。特に吉宗の戦略として一時的に次期将軍候補で擁立、しかし次子宗武が聡明であるなら何故怠惰な長子にこだわったのか?著者の好奇心の観点は面白く、読むほどに疑問や好奇心は湧いてくる?楽しめる本ではある。他章あり。2013/04/26
Honey
2
風俗など雑学系。タイトルは???
Q-Q
2
歴史の新事実とはいっても、仮説の段階で検証待ちのものばかりなのはどうなんだろうか。印象としては、明智光秀=天海僧正とか、義経=ジンギスカンとかのレベル。伝奇小説のネタとしては面白いかも……2010/10/26