内容説明
「唾液」は「口」と「心」を潤す秘薬である。クッキーが食べづらい、会話するのが億劫だ、舌が割れて痛い、心当たりのある人、要注意!
目次
第1章 ドライマウスって何?(想像以上につらい口の乾き;ドライマウスが急増する理由;患者八〇〇万人、予備軍三〇〇〇万人;患者の症例五;ドライマウスを見分ける;子どもにも患者がいる)
第2章 唾液は健康と若さをもたらす秘薬(一日の唾液量は一・五リットル;唾液の重要な五つの役割;唾液は肉体の若さも保つ;ストレスと唾液の関係;高齢者の死因にも関与;唾液の少ない人が増えている;「噛みごたえ度」分類;しっかり噛めば肥満にならない!?)
第3章 八大原因と治療法(糖尿病が原因;ガン治療などの放射線障害が原因;脳血管障害の麻痺が原因;老化が原因;ストレスが原因;薬の副作用が原因;シェーグレン症候群が原因;筋力低下が原因;すべてに効果がある対症療法;漢方薬も効果が期待できる;日常生活での付き合い方)
第4章 健康と若さを保つオーラル・トレーニング(正しく噛むことが大事;顔の各筋肉を意識しよう;フェイシャル・トレーニング;いつでも、どこでも、手軽に;MFTで口の働きを強化する;姿勢、呼吸法、食事;最も重要なトレーニング)
第5章 口の働きとアンチエイジング(口から始めるアンチエイジング;アンチエイジング歯科医学;老化のプロセス;老化を促進するフリーラジカル;唾液分泌の促進を;サプリメントを取り入れる;抗酸化物質の効能;現代人に欠かせないサプリメント;ドクターズ・サプリメントの時代)
著者等紹介
斎藤一郎[サイトウイチロウ]
1954年、東京都に生まれる。鶴見大学歯学部教授。日本の複数の大学の歯学部、医学部、米国(スクリプス研究所)で口腔乾燥症を呈するシェーグレン症候群の研究に取り組む。病理学、免疫学、分子生物学の基礎研究を行うとともに「ドライマウス研究会」を主宰し、診断と治療の普及にも従事。2005年には「抗加齢歯科医学研究会」を立ち上げ、「日本抗加齢医学会」でも理事を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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