内容説明
牧師館の長女マチルダは、赤い髪に緑色の瞳が印象的な娘だ。美しくて気立てもよいので、何度かプロポーズされたこともある。けれど、26歳の今日まで心を動かされなかった。いつか本当に結婚したいと思える男性が現れる――そんな気持ちを捨てきれなかったのだ。ミスター・スコット=サーロウを教会で初めて見かけたとき、マチルダはまさしく一目で恋に落ちた。“この人だ”という直感は、実際に知り合ってみて確信に変わった。でも、彼と私が結婚するなんてあり得ないわ。だって、あんなにきれいなフィアンセがいるんだもの……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rokoroko
2
再読。ベティ氏の作品は付き合う時間がとても短くて結婚。お見合いってこんな感じなのかなと60近いおばさんは思うのでした。いつもの怪我した動物やら病気の子供。珍しく看護師ではないヒロイン。水戸黄門的な、いつもと同じ安心感と楽しさ味わいました2016/01/11
akiyuki_1717
2
ベティーさんにしかかけないストーリーでsね。相変わらずのボンクラヒーローには、取ってつけたように美人の婚約者がいて、ヒロインと出会うと、婚約者に疑問を感じるという、隣の芝的な感覚です。ヒロインも自分がヒーローを助けてあげなくちゃ…とか、ヒーローが幸せになれるよう祈ってあげる的な妙な上から目線で、今まで求婚を断り続けてきたのも頷ける感じでした。2014/12/07
紫野
0
この作者の作品のヒーローの婚約者って、いつも似た感じの人だなぁと思いつつ、読了。しかし、何考えているか分からない定番のヒーローにやきもきしつつ、楽しんで読んでしまった。2013/01/14
くろうさぎ
0
いきなり、ヒロインがヒーローを見て、一目惚れ!!ちょっと珍しいパターンですかねぇ・・・。いつもは大体「なんて失礼な人なのかしら・・?」って感じが多い気がする。そして、またもや婚約者あり!!姪っ子のルーシーがキューピッドですかねぇ・・・。2012/11/05