内容説明
アダムやエバ、アブラハム、マリア…聖書に登場する有名人たちはどういう人生を送ったのか。人間臭い神様、禁欲純潔を称揚する聖書がもっと身近になる本。
目次
第1話 失楽園、アダムとエバのその後の人生
第2話 男嫌いアセナテと女嫌いヨセフの結婚
第3話 女傑ユディト、決死の機略で宿願成就
第4話 美女スザンナを窮地におとしいれた企み
第5話 九百九十五歳、アブラハムの生への執念
第6話 天使が道連れ、トビアの不思議な旅
第7話 あわや野獣の餌食に、テクラの奇跡
第8話 「屍姦」から救われた人妻と使徒ヨハネ
第9話 使徒トマスに魅了された権力者の妻たち
第10話 処女マリアが男を知らず子を産むまで
著者等紹介
小坂井澄[コサカイスミ]
1929年、東京都に生まれる。聖公会神学院(旧専)、立教大学文学部中退。出版社勤務ののちイタリアでの修道院生活を経て、ノンフィクションライターに
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感想・レビュー
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さかえさん
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私の中で、聖書は崇高でもっと難解な書物というイメージなのだが、この本で紹介される男と女。かなりきわどく滑稽で、読んでいて呆れたりクスッと笑ってしまったり。その中で、やはりマリア様の処女受胎は感慨深く、何故か自分が試されている気がした。2015/09/07
ひまつぶ市民。
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聖書をまともに読もうとすると挫折するが、こういうアプローチを繰り返して読み込んでいければと思う。 どうしても読みたい事情があるわけではないが、欧米の価値観が自由主義社会を支配している以上、生きる上でも学ぶべきと思うだけ。2024/05/03