内容説明
想像力と感受性に満ちたアンの少女時代。アンの本当の生涯に完訳版でもう一度、出会ってみませんか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
62
何度も読んだ物語だが、瑞々しさは全く変わらない。名場面の連続にある時は吹き出し、ある時は涙ぐむ。これほど魅力的な登場人物、これほど魅力的な物語は他にない。だが、私自身が年齢を重ねるにつれて、以前よりもマリラやマシューの視点で物語を読むようになった。特に終盤の展開は、マリラの想いが切なくて、子供の頃に読んだ時よりも一層胸に沁みる。完訳版ということだが、掛川恭子さんの和訳は自然で読みやすかった。2023/12/12
チロル
20
家本再読114冊目。初めて読んだのは高校生の時(^^)あの頃は、ヒロイン アン の想像力とそれに伴う発言力に勇気を貰っていたなぁ。自分と親友のことを、心の中で『宿命の友(又は 『腹心の友』)』と思いながら過ごしていたり。今回は、養母 マリラに寄り添って読みました。マリラが次第にアンに目を細めていく姿。また同じようにミス・バリーも心が穏やかになっていく姿が、彼女のもつ魅力のひとつなんだなと思いました♪38章もの長編小説。ノートには10章毎に感想を書きました。→アンがグリーンゲイブルズのマシューとマリラの…2020/07/05
ぽてぽて
13
【図書館本】有名すぎて読まなかった作品。読友さんの感想で影響され借りました。名前で登場人物がごっちゃになる場面もありましたが( ;∀;)みなしごなアンがちょっとした手違いでマシューの住む家に来る話で、想像していたアン少女のイメージの違うこと違うこと!一回でも口が開こうものなら、洪水のように感情や、思いが溢れること溢れること(笑)まるでワタパチ君みたいに甘く、刺激的!想像力が豊かで赤面するような台詞回しも多々あるのに、面白いの一心で世界に巻き込まれました!続き借りたから早く読もう(*´ω`)2015/02/25
流之助
8
再読。私がまだ少女だった頃の瑞々しい感覚が、戻ったような気がした。神経が張り詰めていて、何もかもが鋭く、新鮮で、美しくて厳しい、目まぐるしかったあの日々。確かにあった筈なのに、どうして忘れてしまっていたのだろう。赤毛のアンは、私を少女に戻してくれ、心を瑞々しくしてくれる作品。アンの中にもダイアナの中にも、あの頃の自分のひと欠片が見いだせ、言葉で言い表せない感じを味合わせてくれる。いつまでも色褪せないこの美しい世界に、私はいつでも戻れることが嬉しい。本を読めばいつでも戻れることが。2014/07/03
Miki Shimizu
7
わー!よかった!まともに最後まで読んだの初めてかなー。マリラやマシューの目線に近い感じで、アンのあれこれを楽しめた。ぶふーっ!!でも、私がマリラやったら、くすくす笑って楽しめたかなー。自分の育ててる子があんなんやったら、怒りまくってしまうかもしらん。本で読むくらいが楽しくていいのかも。笑2017/07/22