日本の歴史 〈第00巻〉 「日本」とは何か 網野善彦

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  • サイズ B6判/ページ数 370p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062689007
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0321

出版社内容情報

【内容紹介】
歴史が変わる、生き方が変わる
いま、「日本」を問いなおす

国名「日本」は、いつ決まったのか。日本は島国で、百姓はみな農民だったのか。これまでの国家像・国民像を検証し直し、東アジアに開かれた列島の多様性を描ききった「新しい日本像」。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本正行

22
 歴史は、小学校時代から大好きだった。縄文、弥生時代は、文献としての歴史がなく、あまり取っつきにくかった。 図書館で、日本史のシリーズものを手に取ったとき、最初の日本の歴史として、縄文時代を、それ以前を含めて説明していた。例の遺跡、遺品捏造のこと、久しぶりに想い出した。新聞に、大きく出ていたこと、こんなことがあっていいのかと、驚いた。かなり前のことになる。同じ東北人、歴史を人生のテーマにしていた著者と捏造の実行者、著者にとっては、ありうべからざる捏造だろう。詳細は、いまだ不明という。超古代の歴史を淡々と。2022/09/11

しーふぉ

20
全26巻の日本通史の始まり。網野善彦さんは「無縁公界楽」で史学界において農耕民以外の人にスポットを当て衝撃を与えた人です。このプレ通史においては日本という国号がいつから用いられたのか、領域はどんな変遷を辿ったのか、大王から天皇への変化などが述べられている。あと25巻、1か月に1巻のペースで約2年長いシリーズになりそうです。2017/02/12

やす

7
ヤマト朝廷に遡る日本の成り立ちと拡大についてが一つ。現代日本史の問題指摘が一つ。日本の姿の正しい捉え方について、アイヌや琉球との関係や東西の違いなどが俯瞰的に論じられている。百姓と農民の違いについて、農家と漁民が統計上分かれていないのが意外だった。 著者がすごく左派色の強い方のようで、ところどころに出てくる政治的主張がうるさい。2022/11/03

かめぴ

7
そういや「日本」ていう国は、いつできたんだっけ。とふと思ったものの、思い出せず読んでみた。目から鱗のだらけの歴史でした。中国は3000年の歴史、日本は1329年の歴史・・。大和とか倭の国とかごちゃごちゃになっていた。これは学校の歴史の授業でちゃんと学びたかったなぁ。島国とか単一民族とか、そりゃそうだよねと思った次第。好きな本だ。2016/08/26

Francis

6
日本中世史の大家、網野善彦氏の日本論。日本の国号が定まった時期と国号の意味の考察、日本の東と西で文化が大いに異なること、稲作だけでなく、栗などの生産も盛んであり、商業がかなり発達していた、など従来とは異なる多様性に富んだ歴史的な日本像が浮かび上がってくる。2015/10/12

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