内容説明
「家の代わりに船を買う」という欧米人の発想に惹かれて。人生終盤の設計は、地中海で晴航雨読を満喫したい。“異邦人の使徒”聖パウロの足跡を辿る夢。波乱の商社マン時代に学んだ「現状肯定的発展主義」の生き方。年金でまかなう航海経費で、映画のシーンのような船上生活。日本人に合った新たな生活の楽しみ方のヒント。
目次
第1章 漂流の島、マルタ
第2章 支える人びと
第3章 哲郎の足取り
第4章 波乱の商社員時代
第5章 最初の二年の航海
第6章 トルコ沿岸紀行
著者等紹介
足立倫行[アダチノリユキ]
1948年、鳥取県生まれ。早稲田大学政経学部を中退後、およぞ3年間、世界を歩く。帰国後、週刊誌記者を経てノンフィクション作家
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