内容説明
打倒家康!真田昌幸・幸村。機略縦横の大坂冬、夏の陣。巨編、迫力の最終回。料理人・永井養順(昭和55年)から別れゆくとき(昭和57年)まで。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デルタアイ
4
長きにわたる戦国の時代も終盤に差しかかり いよいよ天下は徳川のもとへ 大阪の陣での幸村の戦いっぷりには 長く我慢の時を耐えてようやく胸のすく思いで見れた 信幸の裏表なき忠誠心、常に先手をとるその処世術には驚くばかり 歴史にifは無いのだが武田家が滅びなかったら真田家は〜から始まって考え出すとキリないな この物語は本当見事としか言えない着地だった ☆9.02023/10/24
葡萄
1
この巻の主役は上田城のような気がする。上田に戦闘用の城を築けたことは、想像以上に真田の勢力が大きかったと思われる。人の動きが中心の物語で、距離感や空気感は想像するしかない。それも読書の一部である。2024/10/01
okina
1
★★★★★ 真田伊豆守信之2019/02/03
blue sea
1
九度山脱出から大坂城入城、そして大坂冬の陣の胸のすくような活躍と夏の陣の死にゆく突撃がドンドン頁を進ませてくれました2014/06/22
tekesuta
1
【真田太平記文庫9~12巻に相当】いよいよ関東と大阪の手切れのときがやってきた。この間は草の者の話と手切れに至るまでの経緯なので少し読むほうがだれた感があったのだが、さすがに戦いが始まってからは読むのがとまらなくなった。真田幸村の活躍が心躍る。この弟の活躍に兄のほうは影が薄れがちなのだが、太平の世になって、幕府の策謀がうずまき始めた頃、この信之の凄さがじわじわと見えてくる。 それにしても、最終兵器角兵衛も一時どうなることかと思ったが、母、久野の逆転サヨナラ攻撃には参ったわ。ははは。2012/09/06