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内容説明
世紀末パリを描く代表作40点を10編の詩が綴りあわせる。詩画集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アコ
12
ロートレックは母が大好きで実家にあった画集などによって幼い頃から馴染みがあった画家。この本の表紙の『ディヴァン・ジャポネ』そして裏表紙の『アリスティード・ブリュアン』(ロートレックの親友でもある歌手)がやはり最も印象深い。彼が体に障害をもっていたことは知っていたけれど、それによる差別を受けていたがゆえ娼婦や踊り子などの夜の世界に共感してムーランルージュの華やかな世界を描いていたとは!添えられている「ぼくの身長が人並みだったら絵なんか描かなかったのに」という一文がなんとも衝撃的。2014/04/17
lonesome
9
いいなあ。ロートレック×田村隆一の詩に魅かれて図書館で借りてみた。時代背景やフランスのことやロートレックのまわりの人達に関しての知識がまったくなく、どんな人々を題材に描いていたのかまるで知らなかった。なるほどそういうことだったのかとわかり、絵に一段と興味を持った。ぜひ今度本屋で探して手に入れたいと思う。2013/10/18
遠い日
6
世紀末のデカダンとロートレック自身の歪な心情が交錯する夜の絵。華やかで淫微な作られた世界。夜の仮面の娼婦に踊り子。奇妙に寄り添う熱い思いが滲む絵の、人間臭さ。人を見る目の濁りのなさに、喧噪は沈み、苦悩は澄む。苦しみ抜いた画家の魂を絞るような絵に、ただ黙す。2013/12/15
トムヤムクン
1
好きだなぁ。ロートレック。ブンカムラの展示会楽しみぃ2009/10/29